早かったね、あっという間の半年だったよ。病気に気付いてからの君は僕の前で笑う事が多くなった。どうでも良さそうな事に腹をたてる様になった。どうしたの?と聞いても何でもないって………急変した時もそうだったね、何でもないって……眠る様に君は天国の人になりました。美しい寝顔に、最期のお別れをして泣いた僕は、まだ時々、街の中で君を見つけた様に振り返るんだ。夏の熱い風が木枯らしに変わり、だんだんと振り返る回数も減ったけど、君のお気に入りだったブーツをはいてる女の子にドキっとする位は、いつまでも、許してね。愛してるよ、いつまでも。