心理学を学ぶにあたって、最も危険なことは「知識を信じ過ぎること」です。

※受験勉強や試験は除きます

私は心理学の講義中に「今はメモを録らないで欲しい」とお願いすることがあります。

それは、《理》だけではなく「感じて欲しい」からです。

最近、心理学を学ぶ人の中で、人の言葉や仕草、過去の経験で《決めつける》人がいたりします。

例えば、

・初見の1秒で目をそらしたら嘘をつく人である

・会話が閉鎖的な人は心が病んでいる

・親から愛情を貰ったことのない人は愛情が薄い

これはある心理学の本で書かれていたのですが、私からすると「は?ちょっと待ってくれー!」て感じです。

確かにこういう傾向があるかもしれませんが、他にも様々な可能性があります。

初見で目をそらすのは「恥ずかしい」だけのこともあるし、病んでいなくても「会話を閉鎖的にしたい」ときはあります。

親から愛情を感じられなかったからこそ愛情深くなる人もいます。

【心理学はあくまでも仮説です】

心理学は哲学であり、理論であって、人の心(気持ち)はその人にしかわからないこともあります。

もちろん、知識の使い方は自由ですが、心理学は自分と向き合うために使って欲しいと私は思っています。






【寺岡はなぜ心理学を学んだのか】

私が心理学を学んだのは『無意識の人格を意識するため』です。

こんな風に言うとちょっと怖く聞こえてしまうかもしれませんね(^_^;)

私の話す人格とは、「色んな自分」です。

例えば、

・ガサツな自分
・ロマンチックな自分
・穏やかでもあり熱い自分

他にも、超バカな自分や、論理的な自分などたーくさんの自分がいます。

たーくさんの中で、当時「自分の知らない自分」がいました。

それは、なぜか《孤独になる自分》です。

当時私は、「強がりたくないのに強がってしまう自分」にコントロールが効かなかったんです。

強がりたくないのに強がる人ってなんだ?と思った人!

人は強がり過ぎると、強がってるつもりなく表現してしまうことがあります。

「1人でやれるから!」

「大丈夫大丈夫!」

「私がやるよ!」

なんて言いながらいっぱいいっぱいの人、心あたりないですか?(笑)

こんな感じで、私は正義感をかざしてホント強がっていました。

10代の頃の決まり文句が、

「裏切った」「裏切られた」

そして、そのセットに必ず付いてくる《孤独感》

「自分の中で一体なにが起きているんだ・・」

私は、《孤独になる自分》と向き合うために心理学を学びました。

【自分と向き合うための心理学】

なぜ、自分はいつも孤独になるんだ??

私は、心理学を学ぶことで《孤独になる考え方》に仕組みがあることを知りました。

例えば、《被害者意識》です。

正義感が強いからこそ、自分の正義に反したときの被害感情が大きくなる。

結果、孤独になって自分も人も傷つけている。

私はこの仕組みに気づいたとき、「これはいかーん!!」となりました。

でも、「自分の正義は持っていたい!」と譲れないものもあり、考えに考えて・・

 「自分と人に喜ばれる正義を持とう!」と決めました。

大事なことは、自分だけではなく人も含めること。

これを愚直に考えて生きることが私の使命となりました。

そして、最後にもう1つ《気づいたこと》をお伝えさせてください。

《新しい自分を知ることは才能を知ることになる》

才能とは、「新しい自分を知って可能性を開花する」ことだと私は思っています。

心理学が《新しい自分を知る=才能》の気づきになれることを願っています。





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