小学生の頃、近所の子達と夜中抜け出しては遊んでました。
近くに幽霊屋敷って呼ばれる廃屋があり、探検に行く事に。
懐中電灯を持って、腰まである草をかきわけ入って行きました。
六畳の部屋と二畳の台所とお風呂場(中の確認はしてないけど)しかない小さな家でした。
全然怖くない。狭い。一瞬で見渡せる。
家具もテーブル位しかない。
床から草がボーボー生えてる。
薄い板の壁が隙間開いてて、外を通る車のライトが時々見える。
つまらん。帰ろう。多分3分位で帰りました。
その日はすぐに解散して寝ました。
通学路の途中…というか自分の家から見える位近くに幽霊屋敷はあったんだけど、なんの刺激もなかったので横を通る時も特に誰も話題にする事もなかった。
何ヶ月か経って、探検メンバーが「おばあちゃんが幽霊屋敷に入って行くのを見た」って言い出しました。
草ボーボーだし、中は何もないし、そんな訳あるかっ!ってみんなに言われてました。
少し気になったんで、お母さんに聞いてみました。
「Aちゃんがさぁ、あそこの空き家におばあちゃんが入って行くのを見たって言うんだよね!」と。
お母さんは「は?何言ってんの?」と言いました。
だよね。と思ったら、こう続けました。
「あそこは空き家じゃないよ。おばあちゃん普通に住んでるって。」
えぇぇー!布団や食器もないのに!と言いたかったけど、さすがに中に入ったとは言えずに
「でも、あんなボロボロな家!草ボーボーだし!人なんか絶対住んでないよ。」
と言いましたが
「夜になれば灯がともるし、今日は朝に草刈りしてたよ。」
って言われました。
ダッシュで幽霊屋敷を見に行きましたが、玄関までの道が草刈りされてました。
探検メンバーを召集して聞いた事を話しあいました。こんなに近いのにおばあちゃん見た事ないよ。明かりなんかついてたっけ?とか。
一番年下の女の子がこんな事を言い出しました。
「いたよ。」
え?
「おばあちゃん。」
え?
「あの探検に行った日に。お風呂場に。」…って。
全員ギャーーって!叫びました。
解散。
それからも誰もおばあちゃんの姿を見る事もなく、夜は何度か遠くから見ましたが明かりがついてる事はなく。。。
お母さんに再度確認しましたが、「今日は魚屋で会った」とか「また草刈りしてた」とか「きのう夜、電気ついてた」とかいうんです。
ただ、毎日の登下校で幽霊屋敷の横を通る時に視線を感じるようになりました。
今だに絶対誰も住んでなかったと自信ありますが、違ったら、ただの不法侵入です笑
