最近は風俗店で働きたい!と希望する男性も増えたみたいですね・・・。


「男子スタッフ同時募集!」「多忙につきドライバー急募!」の文字の下にはお約束のように甘い言葉が並びます。

今日はそのボーイさんのお仕事について書きますね。


風俗店のボーイに必要なもの、体力、忍耐力、人付き合いスキル。

逆に全く必要ないもの、学歴、経験、プライド


新人ボーイの日常の業務はほぼパシリです。

「部屋(個室)にローション持ってきてー」「タンポン買って来てー」「お弁当○○の○○頼んどいてーあ、ネギ抜きね」など女の子から頼まれたことは猛ダッシュで済ませます。


店の幹部から頼まれたおつかいは、ダッシュどころか「煙草買ってきましょうか?」など先回りしなければ「気の利かんやっちゃなー」となります。


あとは閉店後のお片付け。

清掃業者が毎日入る店なんて滅多にありません。

陰毛やら精液やらローションやらで汚れた個室を綺麗にします。

ローションやボディソープをボトルに詰め替えるのもボーイさん。

ローションの詰め替えは慣れないうちは自分がヌルヌルになりますよ。頑張れ。


デリヘルなど無店舗型の店だと楽そうですが、やっぱそうでもありません。


マイカーを使えば車内は煙草臭くなるし汚れるし。

店の車を借りれば妙な高級車だったりして運転中冷や汗かきっぱなしだったり。


なにより幹部さんとの付き合いが多いんじゃないかな、店舗と比べて。


客が多く忙しい日は事務所に社長と二人きり。ヒマな日は社長が女の子達をつれて食事に行ったりするので社長と女の子を接待したり。

そんな時は無論好きな物は食べれません。


デリでは基本的に「幹部と女の子の暇つぶし」に使われます。


店舗でも慣れてくると、女の子に出勤交渉をしたりします。

「○日はお休みになってるけど、人足りないんで出れませんか?」って。

99%の女の子が「うん、無理。」と言いますので、頑張って口説きましょう。

「お願いしますよぉ~」と言うばかりでは女の子の機嫌を損ねるだけです。


見た目が良かったりすると、女の子の心を溶かしやすいのでけっこう便利です。

色恋営業、ではなく色恋管理です。

「○○ちゃん休みだと俺寂しいよー」と言えば、わりと出勤して来たりします。たぶん。

ボーイの中に妙なイケメンが混じっていがちなのはこの為です。


あ、忘れてた。接客もあるね!

受付での客からのクレーム・要望への対応はもちろん、女の子が「ちょっとお客さん怒ってるから来て」と言えばプレイ中の個室に乗り込みます。


そういう場合、「私(女の子)の手に負えない」と判断されたお客なので、かなりの強者が待ち構えています。

女の子とお客さん双方の言い分を聞いて、丸く収めましょう。その後の女の子のフォローも忘れずに。




えーと、つまりオススメできない仕事ですってこと。




風俗街を歩けば他店の客引きのおっちゃん達に「おっ!おはよー」「お疲れー今日は忙しかったかい?」なんて声をかけられる位には風俗に染まったAyaちゃん。


私には一時期ぶっ壊れた時期があります。


ちょうど風俗を始めた頃、「なんか急にすげーイライラしたりする」「なんか急にすげー落ち込んで一人になりたくなる」なんて理由で精神科のドアを叩きました。

ちゃんと食欲もあるし睡眠も取れるし、ちょっとした情緒不安定ってだけです。


晴れて風俗嬢になり、学校も何とか無事卒業し、毎日元気に出勤していました。

ソープで仕込まれた接客は評判が良かったし、お店のお姐さんにも可愛がってもらえた。

預金通帳にはお金がどんどん貯まる日々。

でも私の中身は壊れていきました。


私ね、今こうやって昔を振り返って色んな事を書いてるけどさ、すごく楽しそうじゃない?

トンチンカンな思い出とか面白いお客さんとか、色々思い出すんだよね。


私さ、嫌な記憶が欠落してるんだ。


楽しい、嬉しい事の何倍も嫌な思いしたって記憶はあるんだけど、その時の気持ちとか、詳細が思い出せない。

飲み続けた安定剤のせいなのか、私が故意に記憶を消し去っているのか分からないけど、私には記憶の穴がたくさんある。


嫌だった事をうーーんと考え思い出せば、チンカスびっしりのチンコを美味しそうに頬張る自分とか、酔っ払った客のチンコを咥えてたらそのままオシッコ出されたとか、イラマチオで乱暴にされて口の中が出血、しかし休ませてもらえなかったとか、ポツポツとは思い出すけど、やっぱほとんど思い出せない。


その記憶の穴の途中、私は死のうとしました。

とにかく死にたかった。

まぁそれもよく思い出せないわけだが。


二度繰り返して、二度目はついに「しばし入院されよ」というお達しが出ました。

緑がたくさんあって、静かな精神病院に半強制的に詰め込まれました。

私は自分のマンションに猫を飼っていたから、意地でも帰ると言ったけど、母親が頑なにそれを拒否した。


二度目にやらかした時、発見者は母親だった。

実家に帰りたくないと駄々をこねた私を見守るために、毎晩泊まりに来てくれていた。

傷だらけの娘を見た母親は何を考えてたんだろうな。今更だが申し訳ない。


すっかり元気に風俗復活した後も、つい一年前までは通院していました。

普通に薬を飲んでいれば大丈夫、私はもう普通の人だよんなんて思いながら生活していたけど、ポチポチ落とし穴はあった。


ひとつ覚えているのは、何気なく読んだ漫画がきっかけで何かがおかしくなったこと。

読んだ本は岡崎京子の【ヘルター・スケルター】だった。

読み終えた後に、私はおかしくなって号泣し、仕事中の彼氏に電話して、「やっぱり私と結婚なんてしちゃダメだよ!私頭おかしいから、私が赤ちゃん産んだらおかしい子が産まれる!キ○○○が産まれる!」などとわめき散らし、困らせた。


「俺もそれAyaの部屋で読んだよ。俺も何か気分悪くなった。もうその本読むな。」


あぁ私だけじゃなかった、彼も気持ち悪くなったんだって安心して落ち着いた。

今でもたまーに読むけど、読後感はやっぱり脳みそがピクピクする感じ。


最近刺激がなくて退屈なら読んで見ては?

ただ何も感じなかったからって私のせいにしないでおくれよ?

何も感じないのは安らかな状態にある証拠。

ごはんがごはんの味で食べれるだろう?

世の中には食い物すべてがチンカス味になってしまう人だっているのさ。


お水も風俗も心療内科に通院している率はOLより高いんじゃない?

控え室で「ねぇ誰かデパス持ってない?」「あーあるよー1mgだけどいる?」(←薬のやり取りは違法ですが)なんて会話はわりと自然にあったりします。


現在の私は通院も薬もいらないブラボー健康体ですが、同棲を始めてまた毎日人と関わっていると、たまーに人が変わったように残酷になったり口を閉ざしたりします。

まぁそれも一過性のもの、一晩眠れば元通りのお気楽Ayaちゃんです。




先日、彼氏とお金のことで揉めた際に、「今の勢いでAyaが仕事始めるってのは、何かヤだ。」と有難いお言葉を頂き、彼氏の男のプライドにぶらんぶらんぶら下がってネトゲ漁りしてました。


最初はとりあえず暇つぶしにーと始めたつもりが、気が付けば財布握り締めてコンビニに駆け込む26歳・・・笑いたきゃ笑えよ。


NEETの分際で行っちゃいけねぇよ?と自分を律していたので、無料パチ にハマりこみ、アバターの衣装欲しさに課金、整形で美しくなった女が社交的になるかのようにクイズで軽く他人と触れ合い生を実感する日々・・・。


つまり日がな一日ログインしっ放しな訳です。


マジックアカデミーに100円玉何枚突っ込んだか分からん実績を持つ私ですが、太刀打ちできてません。

K村の屋根がピンクの住居、途中で投げ出された統一性ゼロのインテリア・・・

バカが手に取るように分かるので、みつけても声かけないでおくれ。