いま巷ではインフルエンザがものすごい勢いではやっているそうです。
発熱を伴う倦怠感で自分の経験からも不快極まりないですよね。
In Deepさんのブログでその発熱を解熱剤で下げることの危うさを取り上げていますのでご紹介いたします。
日本小児科学会でインフルエンザ脳症における解熱剤の影響についてという記事が出されています。
ここで書かれていることはインフルエンザ脳炎・脳症における解熱剤の影響について
平成12年11月12日 日本小児科学会理事会
インフルエンザに関連しておこる脳炎・脳症に対するジクロフェナクナトリウム及びメフェナム酸の使用について、本学会の見解は以下のとおりである。
1999、2000年のインフルエンザ脳炎・脳症研究班(森島恒雄班長)の報告では、解熱剤を使用していない症例でもインフルエンザ脳炎・脳症は発症しており、その死亡者が5分の1を占めているところから非ステロイド系消炎剤が脳炎・脳症を引き起こしていることは証明されていない。
しかし、1999年のデータに比して2000年のデータではインフルエンザ脳炎・脳症が発症した場合の致命率についてはジクロフェナクナトリウムは有意差を持って高くなっている。一方、メフェナム酸に関しては2000年の調査でははっきりした傾向は認められなかった。
また、他の非ステロイド系消炎剤の使用については、調査症例数が少なく、現段階でその関連性が明確になっていないので、さらに調査が必要である。
一般的に頻用されているアセトアミノフェンによる本症の致命率の上昇はなく、インフルエンザに伴う発熱に対して使用するのであればアセトアミノフェンがよいと考える。
以上より一部の非ステロイド系消炎剤はインフルエンザ脳炎・脳症の発症因子ではないが、その合併に何らかの関与をしている可能性があり、インフルエンザ治療に際しては非ステロイド系消炎剤の使用は慎重にすべきである。
今後も本症の原因を含めてさらに研究班の継続した調査を要望する。
インフルエンザウイルスの熱死点は 40 ~41°Cだそうです。
つまり、そこまで熱が上がれば、自然とインフルエンザウイルスは死んでいくのです。
それを 40℃にも満たない発熱の時点で解熱剤を与えてしまっては、
「いつまで経ってもインフルエンザウイルスが死なない」
ということで、むしろ発熱した子どもをいじめていることになるようです。
以前(いつ頃だったか覚えていないが・・・)ご紹介した体温の法則でも触れていますが、
40度を超えると免役が活発になってがん細胞をもやっつけてくれるそうです。

