鯛よし 百番 | 〜夢コト可レン〜

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アンティーク着物や喫茶店など
コーデや素敵な体験をつめ込んで。

主に自分記録用ですがよろしくお願いします。

ずっと気になっていた、
鯛よし百番さんに
ついに潜入してきました! 
 
百番さんは有形文化財の料亭でとても素敵でした!

が!

大切な話を先にします。

鯛よし百番さんは、観光地としても有名なところですが、百番さんが有る飛田新地は

!治安が悪い事でも有名です!

地元では日が落ちたら近づく場所では無く、
行くならお店までタクシーがベストと言われていて、
女性だけでは出歩くべきではないと言われている土地です。

私は事前に情報をしっかり調べて行ったので対策を行って伺ったのですが、
なぜそう言われている土地なのかを肌で感じてきたので、それを先に書こうと思います。

なぜならば、
写真だけ見ると、とっても素敵な場所で遊びに行きたい!
って単純に思った人が危ない目に合うことを避けたいからです。

あと!
大事なことなのですが、
そこに住まう人がいて、そこがその様な文化で成り立っているので、それが悪だとは私は思いません。
良いとか悪いとかではなく、
ただ、異質である事はたしかで、
そこの文化やルールを知らなければ、
嫌な思いや怖い思いをする事があるのは当然なので、
あくまでも、
知識を身につけて、正しく楽しみましょう!
ということです!

そして、
鯛よし百番のお店の方はとても良い方です!
観光地としての役割も担っています!

はい。
ということで、前置きの前置きが長くなりましたが、
なぜ女性だけで行くべきではないと言われているかというと、

飛田新地は現在も遊郭として成り立っている花街です。
まぁ、そう言われている土地は各地にありますが、
飛田新地は当時の遊郭の張見世さながら、
各通りにあるお店の入口が空きっぱなしになり、カラフルなライトと共に女性が手招きしております。
女性NGの男性客を求めるお店が並ぶ土地に女性だけで踏み入るのはお店に対しても失礼であり、冷やかしと捉えられても仕方ないことですよね。
また、そこに訪れる男性が女性がいるとお店に入りにくいというデメリットも発生するそうで。
故に女性だけで行く土地ではないと言われています。

また、
少し考えれば分かると思いますが、写真を撮る事が目的になっている人は見落としがちなので記述します。
そのお店、街の写真を撮ることはタブーとされています。
女性は姿を見せて客引きをしているので、肖像権もありますし、プライバシーの侵害にもあたります。
以前、そのルールを知らなかった観光客が写真を撮ってしまい、一悶着あったそうです。

また、やはり治安自体がそんなに良くない場所ですので、単純に気をつけて欲しいです。

鯛よし百番さんが観光地化するにつれて、多少は緩和されている所もあるかと思いますが、
行こうと思っているならば、しっかりとその時のその土地の風習やルール、マナーを調べて伺って欲しいなとおもいました!

以上を踏まえた上で私は1人でも他人の目にふれる場所に情報を載せる以上、その人に対して責任を負えないので、十分な説明もなく、軽率にSNSには掲載出来ないなと思いました。
故にTwitterやインスタに写真だけを載せる際は店名や詳細な立地は伏せさせて貰っています!



そんなこんなで!
前置きがかなーり長くなりましたが!
以下写真と感想です!

※こちらは、レトロ建築編なので、
ご飯編は別記事に記載しています!

鯛よし百番さんは、
有形文化財にも登録されている、元遊郭の料亭です。
二階建てで、
1回に宴会できるほどの大きなお部屋と厨房があり、
2回に各テーマに合わせた個室があります!
御手洗は1階が男性、2階が女性用だったかな?
靴を脱いで上がります!

私が訪れた際はほぼ満室だったと思われるので、
自分の伺った部屋以外のお部屋は見学出来ませんでしたが、それでも大満足でした!

外観

もう、見た目が、完全に現代じゃないですよね!!
ワクワクしちゃう!

玄関
昔は大きな門があったとか。

左手には顔見せの間があり、
今はボロボロになってしまっているけど、
白鷺と松が描かれていて、応接間に繋がっています。

応接間
日光東照宮を模試て作られた応接間は金色の間で豪華絢爛!

1階も2階も、中庭をぐるっと囲うようにしてお部屋や廊下があります。

小さな橋がとても魅力的ですよね!
一階には所謂スイートルーム的な3間をひとつにした大部屋があるのですが、そこは豪華絢爛で、
やっぱりその特別な部屋へ行く演出として橋があるのではないかとの事です。
私的には
入ってすぐのロビーの大きなガラスのデザインがツボでした!
か、可愛い〜❤

1番大きなお部屋は、
団体客が宴会をしていたので、中を見ることは出来ませんでしたが、なにやら凄いらしいですよ🎶

中庭
なんでしょうね?
中庭にすごくテンションが上がる私がいます🎶
置いてある大きな石は、男石と女石だそうです。

階段は2箇所あります。こちらは裏?の方の階段ですが、どちらも手すりも壁もとても凝っています!
正面の階段を上がって左手の所には休憩室があります。

紫式部の間
入口の天井に月が描いてあり、空になってるところがたまらなくオシャンだなと思いました💕💕

喜多八の間
今回、私たちが案内してもらったのは、この喜多八の間でした!
屋形船を模した部屋で部屋の中に船?!
みたいな素敵なお部屋でした!
今は色が禿げてしまっているのですが、
船の部分にも何かが描かれていた痕跡があり、
今よりもカラフルで煌びやかだったであろう事が伺えます。

他にも小さなところまで凄く凝っていたり
この空間は何だったの?!
みたいな立ち入れない場所の天井が気になったりして、見所満載でした!

外の玄関とは別に設けられている出入口。
現在使われているかは不明。
見逃しがちだけど、本当にどれも凝っていて凄いです。

ほんとに!
なんで載せられる写真は15枚までなんだ!!!
もっと載せたいよ!!!!
加工アプリで繋げて実質15枚でそれ以上の写真を載せましたが、画質がやっぱり落ちるので、2枚が限度…
撮った写真全部のせたいくらい、
とても不思議で魅力的な所でした😊

ボロボロになってしまっているとこを修復する為にクラウドファンディングもされていたので、もしかしたら、現在公開出来ないお部屋も含めて、綺麗に修復した姿がいつか見られるかもしれませんね!

私は普通に料亭利用で伺ったので、
営業時間である夕方に行きましたが、
もしかすると見学ツアーなど、昼間に何か催し物もあるかもしれませんので、
建物のみに興味がある場合は、
そういうものが無いかを調べて行ってみるのもいいかもしれませんね!

最後に、
店員さんはとても優しく、百番さんが気になっていた事をお話ししたら、わざわざパンフレットとガイドを下さいましたので、それを載せておしまいにしようと思います!


※撮影許可取得済
※無断転載不可



〜余談〜
ご飯もめちゃくちゃ美味しかったので、
ご飯編にご飯と喜多八の間の写真をもう少し乗せて、
料金や量などの話をしております!