20年ほど前、冬のソナタがブームになり…私もブームに乗っかり「ヨン様ドキドキ」のとりこになっていたのだが。

それまで全く知らなかった、そして興味もなかった韓国エンタメの世界にぐいぐいと引き寄せられ、気付けば飽きることなく今でも毎日!毎日!何か見ている。

 

その当時、冬ソナをきっかけに他のドラマも見る、OSTを聴く、K-POPを聴くという流れで、とあるアーティストにどっぷりハマり、当時としては数少なかったファンサイトを運営するほどの入れ込みようだった滝汗

その彼は日本ではあまり人気が爆発しなかったけれど(それでも少しはTVに出た)世界中にコアなファンを持ち、ワールドツアーと称して世界中を回っていた。

 

そのため、私がやっていたサイトは海外からの訪問者も多く、英語でのコミュニケーションも多かったわけだが「翻訳機」と「辞書」で子供のような英語でコミュニケーションをとったりしていた。

 

あの当時はスマホもまだ登場していなくて、携帯電話は2Gが主流、3Gがやっと出回り始めた頃だったため、PCが無ければインターネットにつながることが出来ず、そのためPCを持っていない人(もしくは操作できない人)はその輪に入ることは出来なかったんだよね。

 

で、その時に現地韓国のコアなファンと仲良くなり、ほぼ毎日メッセンジャーでチャットしていた。

 

私が翻訳機で翻訳した韓国語をコピペでメッセンジャーに送る。

彼女は翻訳機で翻訳した日本語をコピペして私へメッセンジャーに送る。

 

そうやってほぼ毎日メッセンジャーで会話していたのだけど、それもPCがなければ出来ないからいろいろ用事を済ませてからPCの前に座る、という習慣だった。

(当時、私も彼女も子育て真っ最中だった)

 

何で急にこれを思い出したかというと、先週から始まったネトフリの「25、21」を見ていて、設定が1998年だったかな?それくらいの頃の設定なんだけど、ナムジュヒョクとキムテリがメッセンジャーでチャットしている画面があって、それでとても懐かしくて(笑)そういえばそうだった~と。

 

韓国のその友人とはいつの間にか縁が切れてしまい、メールアドレスが変わったのか連絡が出来なくなってしまった。

 

今の時代ならスマホでサクッとSNSを探したりするんだろうけどねー。

 

東方神起がデビューしたばかりで(5人仲良く!)その後日本で全国のライブハウスを回っていたのだけど、200人ほどの会場で歌って踊っていたんだよね。

今では信じられないね~。

あの時、今がこうなるなんて誰も想像できなかったとは思うけど…あの5人は最強だった。

 

ただ、あの当時はまだ韓国エンタメに偏見を持つ人も数多く存在していて、韓国文化が好きなんだよね~っていうと真顔←こんな顔されたりしてさ、少し肩身が狭かったんだよね。

 

あれから20年近く経った今。

 

今ではどうよ。

 

私の目目は間違ってなかった!と思いたい。

 

小さな子供がK-POPを聞いて歌って踊ってユーチューブを見てる。

信じられない…。

 

韓国グルメもそう。

あの当時、その韓国の友人が「船便」で韓国グルメをたくさん送ってきてくれて、ありがたく食べていたのだけど、それが今では近所のスーパーにも売っている。

これには本当にびっくりびっくり

 

エンタメの見方も変わった。

ユーチューブがまだ無かった時代、韓国ではウェブサイトに動画を(個人が)UPして仲間たちでそれを見ながら、あーだこーだとコメントを書いて盛り上がっていた。

日本ではそういうのはほとんどなかったから新鮮で楽しかったんだよね。

 

日本で(韓国エンタメが好きな人たちが集まって)日本語に訳したり、日本のテレビでは見れない番組をネットつないで見たり、インチキDVDを買ったりして(!)楽しんでいたんだよ~。

 

それがユーチューブの発展とともにそんな苦労をしなくても見れるような時代になって、ネット配信で(TV放送を)待たなくても見れる時代になって、あの頃の苦労して見ていた時代が懐かしすぎる。

 

そして韓国エンタメにどっぷり浸かった私が当時から感じていた疑問。

私たちの世代が受けてきた歴史教育は本当の真実だったのかな?と。

韓国もそう。

学校教育の中で(特に歴史)ちゃんとした真実を学んできたのかな?と。

 

ご近所の小さないさかい事や子供同士のけんかもそう、お互いに言い分があって、お互いに信念を持って自分の方が正しいと思っていて、でもどうしても理解し合えないから揉め事になってしまって、じゃあどうする?となるとお互いにもう少し歩み寄りが大切なんじゃないかな、とも思うわけで。

根本を見つめてほじくり返すことは難しいだろうから、真実も時には真実じゃなくなってしまうこともあるだろうし、いいことも悪いことも認め合って、そこからがスタートなのかなぁと。

 

話はそれてしまうけど、真珠湾攻撃も真実はどうだったんだろう…と考える。

 

タイムマシーンがあるなら行ってみたい気もする。

 

なんてことを時々考えてしまって、自分よりも上の世代(特に私の場合は父親)に聞いたりもするが、その当時(教育されていた当時)はそれが当たり前で、先生が教えてくれる内容、教科書に書いている内容が「真実」で何も誰も疑わなかったけれど…。

今となってはどうなんだろうね、知る由もないわなぁ、と。

 

ただ、漠然と思うことはあって…おそらく昔の人たち(明治とか大正、昭和初期の人たち)はあからさまに日本人以外のアジア人を下に見ていたのではないだろうかと思う。

口に、言葉に出さなくても気持ちのどこかにそういう感情を持っていた人が少なからずいたのではないかと。

(あくまでも私の自分勝手な私見ですけど)

 

同じ人間なのに、それは間違っているよね。

 

今も、どこかの地域でアジア人(日本人も含め)が蔑まれていたり、肌の色が違うからと差別を受けたり…間違ってるよね。

 

あらら…

何だか重い話になってきてしまったではないか。

 

元に戻そう。

 

で、韓国エンタメですよ。

この20年浸かってきて思ったこと。

スタイルも良くて、顔も良くて、演技も上手くて、その上歌も上手い。

・・・という人が多い、と思うわけです。

 

芸術面での表現の仕方とか秀逸だと思う。

(誰かの真似をするのは感心しないけど)

※真似も実は多い滝汗

 

そんなこんなで冬ソナから始まった私の韓国エンタメ愛は冷めることなく今日も熱いのである。

 

(こんなに長く韓国エンタメに浸かっているのに韓国語ペラペラになっていないのは何でだろう…ガーン