新潟大学病院の耳鼻科のYドクターの話を後からいろいろ思い出し、何を聞いたらいいのかさえわからない状態で「今は何してもいいよ」と放り出されたような気分になり、別に死ぬ病気じゃないのに涙が出てしまう。
こんな時5年前に突然死した母なら私に何て言うだろうか…などと思いを巡らせ、また涙が出てしまう。
会いたいよね…。
死ななきゃ会えないけどさ…
一人残された親父のところへ顔を見に行き「私、ノーシュヨーだって」と伝える。
「ナァ~ニィ~~~~~~、参ったな、そりゃ・・・」と心配してくれた。
まだ(腫瘍が)小さいうちに取った方がいいんじゃないの?と言われる。
この人(実父)は胃がんから復活した男、大病を経験すると精神的にも強くなるようで、じっとしてないでいろいろ調べてセカンドオピニオンも考えるべきだと言われる。
そして(やっと?)いろいろ調べ始めたのですが…頭が追い付かない(笑)
それで簡潔にまとめてみることに。
*腫瘍の大きさはたぶん5mmから1cmの間
*脳幹までたぶんあと4mm
*左耳の聴力は残っていない
(特に人の声は聞き取れないがそれでも大きな電子音は聞こえてるようだ)
*右耳は健聴
*自分で感じるほどのめまいはない
*顔面神経、味覚など…全然いつも通り
Yドクター、話しながらPCの画面の中の私のカルテを大きくしたり小さくしたり左右に動かしてみたりと落ち着きがないというか子供っぽいというか…
こういう信頼関係の無さから不安が大きくなってるんだろうなぁ。
何が不安て、手術が怖い。
ここ(新潟大学病院)でやるってことが怖い。
そんな話を親父にしながら涙が出てきてしまって、病名を告げられた時の気持ち、手術前の今の気持ち、不安でしかたない今の気持ち、俺にはよくわかると。
だからこそ「この人(先生)なら!」と信頼できる先生に出会わなければならないのだと。
今は放置されているけど、おそらく5年以内には手術しなきゃいけない確率の方が高いんだから、それまでの間に調べることたくさんあるだろうと、そしてそれまでの間に覚悟も決められるだろうと、そんな話を聞いて実家を後にし仕事場へー。
仕事場では夫が翌日の仕込みをやっていて(基本的に365日働く夫)大学病院での話、親父との話などを夫にチラッと向けたら…。
まだ手術が決まったわけじゃないし、死ぬ病気じゃないし、放っておいても(腫瘍が)大きくならない人もいるっていうんだから、病気のことをウツウツ考えるのやめた方がいいよ!!!!
と言われた…。
不安でいっぱいで涙まで流して、それでもまだスッキリしてないのに、このクソ野郎。
このストレス、何とかならないだろうか。