これは 私が祖父の一周忌に帰省した時の話である
久しぶりの飛行機に乗り高知の地に降り立つ私
我が家での一周忌とは
セレモニーホールで坊さん呼んでお経
お墓に移動して坊さんのお経
そして納骨 そのあと宴会 ~というのが 流れらしい
てっきり実家に置いてある喪服でいいものだと思って手ぶらで帰れば
どうやらそんなに重々しくやらない だからジャケットかなんかでいいといわれ
あわてて近くの服屋にジャケットを買いに行く私であった
そんなささいなトラブルから 私の人生は急展開を迎えるのであった・・・
翌日 目覚めの中ベットから降りると とんでもない激痛が私を襲う
背中がものすごい痛く 動けなくなってうずくまってしまった
あまりの尋常じゃない痛みにただ事ではないと思い あわてて親を呼ぶ
一周忌の準備に忙しい父をよそに 接骨院まで送ってもらうことに
運悪くその日は土曜日 診察はものすごい混雑していた
1時間以上かかるということで タクシーで帰るからと父を帰し一人待つ
が 待合室で待つのも尋常じゃない痛み方で 気づいた係りの方に奥のベットに案内してもらった
その後 のた打ち回りながら順番が回ってきたときには 顔面蒼白である
普通腰痛とは 動かなければ痛みは和らぐとの事だがそんな次元は遥かに超えているとのこと
体の中かも知れないとのことで とりあえず検尿を とのこと
いざやってみると とてもじゃない血尿が・・・
私はココで初めて事態の大きさに気づくのである
医師によれば 結石かも泌尿科へ行かないと ここでは解らない とのこと
車で20分ほど市内に向かって行ったトコにある大きな病院に連絡を入れてくれるとのこと
連れはと言われたが 帰った タクシーで行くといったが 無理と言われた
その病院に以前に行ったことは 無い 受付もシステムも よく解らない
そして医師の取った判断は・・・ 救急車だった
救急隊員が足って来て ベンチに乗せられ走り去るように乗車
一応 指にクリップ挟まれ 血圧測るやつ巻かれ さすがに酸素マスクは付けなかったが
信号ノーストップ救急車が通ります なんて放送入れながら大爆走してました
あっというまに病院到着 待ち構えていたスタッフに囲まれ
猛ダッシュで運ばれ 大きな筒の中に入れられる私
この時点で 人生初 救急車とCTである
結局 石が発見され 原因判明 尿道結石だとのこと
とりあえず痛み止めの座薬を入れ いったん落ち着く
原因が解ったこと 痛み止めが効いた事により 一気に元気になる私
医師から説明を受け 薬をもらってひと段落
そこに タイミングよく 姉が迎えに来る
元気な私を見て 笑い飛ばされるのであった
ここまでが 嵐のように過ぎ去った 一連の騒動であった・・・
が これでは終わらないのが 私である
時間も時間なので 急いで一周忌のセレモニーホールに向かう私
病院を出るときに ふと気づく・・・ クツがないっっっ!
そう 整形外科に置いてきてるのであるっっっ!
おぃ 救急隊員 もってこんかいっっっ!
っとまぁ 言ってる場合ではなかったのは重々承知なのだが
無い物は無い 時間も無いのできっぱり諦め スリッパ泥棒して向かいます
父から服は持って行ってるからと連絡を受け 家による時間も無くホールへ
5分前 ぎりぎり到着 あわてて着替える私
そして発覚 父が持ってきたのは ジャケットだけ・・・である
結論 黒いジャケット シャカシャカしたズボン 茶色のスリッパ
これが私の 出席した正装である・・・ あんまりだ
周囲からものすごい視線が刺さるのであった
父が話してある近しい親戚は 大丈夫かと心配され
知らない人は なんだなんだと指差され 最終的に笑われる である
一周忌も無事納骨まで終わり その後の宴会が始まる
が この辺で 痛み止めが切れ始める・・・
ろくに食べれなくなり 宴会場のロビーに抜け出し ひたすら我慢である
せっかくの場をしらけさすわけもいかず なにせ父が喪主なもんで
一人で ひっそりと我慢をするのであった
再度薬を使っても痛みは引かず ひたすら我慢 私 偉い
やっと宴会も終わり 事情を話すと・・・ 父 酔っ払い である
まぁ そりゃそうだ
父は 頼まれれば断れず そういう性格だから
息子が死にそうになっていても きっとそうするのである
仕方なく姉に頼み込み 叔父に姉の子供を任せ もう一度病院へ
心配になった母も着いて来て 急いで向かうが ひとつ問題が
姉の車のガソリンがないっ んじゃ入れてくか という話になり
満タンで 3000円で んじゃ5000円で やっぱ満タンで・・・
のんきな 母と姉の 母の財布を巡るやり取り
そして そこで力尽きる私 車でゲロンチョである
もちろん袋にナイスキャッチではあるが この緊急事態になにやっとんじゃっっ
っとまぁ 怒る元気もなく とにかく急いで と小声で言うぐらいである
やっと着いた病院は真っ暗で 救急用の入り口からひっそりと入っていった
あらかじめ電話を入れておいたので そっからはスムーズだったのだが
ここで 人生初3回目の登場 ケツに注射である
半端なく痛かった そして そんなに揉むなよっ いてぇ~よっ でした
その後点滴を打つ羽目に・・・ 3時間かかります とのこと
母と姉 一度家に帰ります 私3時間 爆睡 そして元気になる
またしても姉が迎えに来てくれ やっとのことで帰宅
・・・こうして 私の 悪夢のような長い一日が終わったのであった
現在 石が出たのかは 定かではないが 多分出たのだろう 元気です
普段病気をしない分 病気になった時 半端なく焦ります
そして もういい年なのだから もっと体に気をつけ様と思う 今日この頃です

