おりひめ様とひこぼし様が一年に一度再会する日。
365日前の今日はとても天気が良くて、
寝苦しかったのを覚えています。
去年の七夕は、何の予定もなく七夕だというのに
あたしという名のおりひめ様は
昼まで寝とこ!!と、ぐーたらしてました。
だけど、この日は珍しく、早朝にひこぼし様からメールが来た。
ねぼすけぐーたらおりひめ様も
いつもならメールに気づかず寝ているのに、
なんだかその日はそのメールで目が覚めた。
「朝からメールだ。珍しいな」とメールを確認すると
「大事な話があるので仕事終わったら連絡ちょうだい」と書いてて、
「大事な話とは何ぞや?別れ話ならお断り~」
と冗談で言ったら、
「うんその別れ話。まじすまん。」と言われました。
こんなときに、
あたしの冗談に付き合わなくていいのにと思いつつ、
本当に本気で言ってるのなら、
冗談きついっスと思いつつ、
いろいろ伺うと本気のご様子。。。
わけがわからんくなったけど、
あたしったらバカだからそれでも冗談だと
まだ信じていて、
七夕って、英語で書くとエイプリルフールやったっけ?
ってば感じでした。
でも、少し、、、ほんの少し、、、心配になって
ひこぼし様と共通の友達に連絡してみた。
何があったのか知りたくて。
急に別れたいなんて、もしやガンにでもなって、
もうすぐ死ぬんじゃないか。
それならあたしは最後まで付き添って看病する決意です。と。
だけど、友達も何の相談も受けなかったので知らないと言い、
あたしの中で余計にガンである可能性が高まりました。
心配になって本人に連絡すると
ガンではなく、他に好きな人ができたらしい、
あたしという女がいながら。
「それならある意味ガンですわー!あははー!」
と笑っていると、
本当のことよ。って彼がグサっと言いました。
たばこは吸うし、賭けごとも好き。
耳にはたくさんのピアスがあいていて、
あたしと乗るために買った、真っ白なバイクの手入れが大好きで、
そのバイクの後ろに違う女が乗ると考えたらゾッとした。
違う誰かのために白いバイクを磨くと思ったらゾッとした。
バイトに対して、プライベートに対して、友人に対して、
文句をいうのもいっちょまえで、
だけど、誉めることはもっと得意で、
言葉は選ばず、いや言葉を選べないほど
正直で素直なとこが好きでした。
この日も正直で素直でした。
あたしの胸につきささり、ショックなことをズラズラと、
ハッキリ言いました。
だけどあたしは、
こんなとこが好きだったー!
と、なぜか関心していて、
まだ彼の別れたい意思について
受け入れ体制に自分なっていなかったので
聞き流していたとゆーか、聞けなかったとゆーか、
受け入れられませんでした。
その後、もともと休みやったので
いつものように過ごしていました。
半分以上はまだ冗談やと思っていて(しつこい)、
それからずっと連絡はこなかったけど、
「あいつ、いつになったら冗談よって白状するつもりか」
と半分キレかけて、
あたしも負けず嫌いやから
こっちからも連絡なんかするもんかという気分でした。
だけど、
夕方になっても夜になっても連絡はこなくて、
とってもとっても心配になってきました。
今日は七夕。
英語でゆーと、エープリルフール(勘違い)。
だけどその一日ももうすぐ終わってしまうよー。
と思っていました。
気づいたら夜が明けていました。
勘違いのエイプリルフールもすでに終わっていました。
だけど連絡は来ませんでした。
次の日のこの日は岡山に出張で、
午後から動き出す予定だったので
少し寝ようと思っていたら、
上司のジャイアンがミーティングしたいといきなり言いだすので
あたしは出かけていきました。
ジャイアンはいつもあたしに、
「お前太ったな」「やせたな」「おい。髪どうにかしろ」
と、おせっかい上司やったので(笑)、
なんだかこの日は
「おいお前クマが出来てるぞ。なんかあったんか」
とでも言ってくれるんじゃないかって期待はしてみたけど、
なんのこっちゃない、
ジャイアンはあたしに
「遅い。」とだけ言い放って
すらすらとミーティングを始めました。
ミーティングの内容はもちろん全く頭に入ってこなくって(ごめん)、
ひこぼし様と仲直りしたい一心でした。
2日がたち、3日がたち、一週間がたち、
しつこいあたしはまだ冗談やと信じ込んでいました。
だけどもう、
冗談ならきつすぎて、本気でもあり得なくて。。。
店にいた背の小さい上司が「なんかあった?」と
心配してくれたけど、
あたしはまだ、【ふられた】という意識はなかったので
何も言いませんでした。
だけどそれをきっかけに
あたしは【フラれたのか、あの日。】と
遅すぎる理解をできるようになりました。
それからさらに5日がたち、一週間がたち、
最近いつ寝たのかいつご飯を食べたのか
わからないくらいになっていて、
また背の小さい上司が「なんかあった?」と聞いてきて、
実はふられたんです。と
あたしはこの時誰かに初めてふられたことを自分の口から言いました。
初めて失恋に対して涙が流れたのもこの時です。
ショックすぎて言い出せなった「ふられた」という言葉。
認めたくなかった「ふられた」という事実。
そしてあたしはこの時から具合が悪くなって
背の小さい上司とジャイアン上司に
お世話になる日々がこれから始まってゆくのです。
あのときは大変お世話になりました。
いろいろあって、ひこぼし野郎を憎みました。
周りのやつらを恨みました。
あたしを裏切ったなら、いつか倍にして、3倍にして、
あたしもあいつらを裏切ってやりたい。
ありがとうもさようならも言えずじまいだったけど、
「みんな不幸になれ。」とだけは
どうしても伝えたかった。
あたしは心が狭いなとも思ったけど、
こんな時だからこそ心に正直に生きようと思った。
もう、好きな人も親友も戻ってこないなら、なおさら。
あれから365日が過ぎました。
あたしの人生で、最も泣きつかれた365日だと言えます。
だけど好きな人もできました。
あたしを好きになってくれる人もできました。
ずっと離れないでいてくれた友達がいました。
心の痛みを覚えて、人の憎み方も知った365日だったけど、
その中で感謝すること、誰かの支えになることも覚えました。
あたしには支えてくれる人がいた、
あたしが憎んだ人の人数の何倍も。
あたしが恨んだ回数の何倍も、助けてくれる人がいた。
ジャイアンも、できすぎ君に見えました。笑。
辛かった365日だけど、
裏を返せば目に見えない温かいものをたくさんもらった365日です。
だから次に恋をするときは
その相手に感謝することを忘れず、
相手を大切に、とってもとっても大切にしようと思います。
人生は七転八起。
あたしは弱虫だから自分の力では八起できなかったけど、
これからは誰かの人生の七転ではなく八起の一部に
あたしも関わっていきたい。
愛されなくてもいい。
心から好きになったその人にとって
忘れられない女になれればそれでいい。
だから、あたしを忘れないで。
あたしがあなたに何か残せるなら、
できればそれは温かいものがいい。と思っているから。