パパと釣りに行った。
パパと池を掘った。
パパが池に落ちた。
パパが幼稚園に迎えに来た。
父の日にパパの絵を書いたら、
コンテストで最優秀賞をもらった。
パパの事務所には、
私だけ入れてくれた。
パパが仕事にいくときは、
わたしも同行した。
母さんに怒られる時は、
決まってメロンパンニャとパパが
まとめて怒られた。
パパは4歳の私に
何でも与えてくれた。
ピアノ、
ヴァイオリン、
ギター、
プール、
プランコのある庭、
ピンク色の鯉、
自転車、
犬。
左耳のピアス。
そして、1番安っぽいプレゼントは、
パパが、
パチンコの景品で
もらってきてくれた、
ネズミかウサギか、微妙な人形。
そして、メロン好きな私は、
メロンたん、と名前をつけた。
1番のお気に入り。
でもそれが
最後のプレゼントになった。
次の日、パパのお通夜が始まった。
今日はパパの誕生日。
26歳のメロンパンニャ。
今日もメロンたんと一緒に夢を見る。