恋愛、仕事、その他いろいろね。

あたしだって嫉妬する。
嫌な思いする。
めんどくさいっておもったりする。
かなしくなったりする。
さみしくなったりする。
苦しかったりする。

けど、
それを周りに語る事はほとんどない。

だけん、
逆にへらへらしてしまうんよね、
悟られんように。


そんなあたしに気づきなさい。




ばあちゃんは言ってた。
この歳になっても
人とわかり合うのは難しいと。
それから、
この歳になっても
人と別れるのは怖く、悲しいものだと。

ベッドに横たわって遠くを眺める。
目の奥にある、
ばあちゃんの寂しさが見えた。

でも私にも今ならわかるよ。
少しだけなら。
ばあちゃんが一途に
じいちゃんを想ったように、
あたしにも
そんな気持ちにさせてくれた人が
いるからね。



パパはね、
あたしのお姉ちゃんに言った。
パパが死んだら、
母さんと妹を守るんだよ。と。
それから、
いい娘、いい姉を演じなくていいからね。

決して理屈は並べず、
声を荒げたりせず、
多くを語らず、
パパは静かな人でした。

少しだけならあたしにもわかる。
大事におもうことと、
大事にすることは違うと。
パパは静かに
あたしを愛してくれているから。

親子にしても、
男女にしても、
愛とは
優しい記憶、
素晴らしい記憶を
残すことなのですかね。

あたしのアルバムは
明日からのページに下書きもできないほど、
真っ白だ。
けど、
明日もちゃんと心に絵の具を持って、
色をつけて行きます。
優しい記憶色の色を塗れるように
戦って行きます。