「次の10年を考える」新分野・新企業が創る東アジア新時代① | xinye1984の上海駐在ブログ

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上海に駐在している雑記を書いて行きたいと思います。

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今回、東京を訪れた最大の目的は観光ではなくこのシンポジウムに参加するためである。
 
 日中ネットビジネスの現在と将来、日中関係・日中企業の新しいスタイル、日中協力について講演を聞いた。
 
日中ネットビジネスにおいて、情報社会において積極的に発展しました。代表的に言うとLenovoがIBMを買収し情報革命が起こった。
 情報革命において中国をNO.2に押し上げた。音楽配信サービスや電子新聞、オンラインショッピングなど様々な分野が発展した。
 中国のオンラインショッピングの利用者は既に日本の人口を超え、今後も発展すると予想している。発展した原因はさまざまな要因があるが主なのは中国政府のサポートである。ある中国の社長さんは年度末にオンラインショッピングの会社を立ち上げるといっていた。昔はネットは便宜(安い)方便(便利)と言われてきたが、現在その2点と新产业(新産業)新商业时代(新しい商売の時代)と言われるようになったそうだ。
 
 日本のビジネスモデルの成功は、中国で必ず成功すると言っていた社長さんもいた。
ただし条件がある。重要なのは中国企業のパートナー選択、人材、現場は現地化しなければいけない。品質管理は日本製にすること。最後にサービスを追求しビジョン、夢を持つ事が大切(日本人社長談)
 
 譲歩革命は個人の力を爆発的に増幅させ、組織などの壁を低くする。必要不可欠なのはコミュニケーション・行動力・創造力。この三点は重要であり、また継続的に勉強も必要である。
 
 我々は経営者、絶えず日中関係において互いに利益のある社会を創造しなければいけない。
 
「日本人の欠点は海外留学している人、能力のある人が大企業に安定して働いているのが欠点、中小企業に入社し起業したりして日本経済の底上げを図るべき」
 中国銀行(Bank of China)を周囲の反対を押し切り退職し、会社を経営している女性経営者の方がとても印象的だった。
 日本と中国を比較分析されている方もいた。
 日本的特点
中国企业的发展模式回顾 (日本人は中国企業発展モデルを振りかえる)
新商业模式与文明 (新しい商業モデルで文明を確立する)
精细与专注 (賞品は精細で専門的)
在主流行业与在主流市场成功 (主な業種で主な市場アメリカ・ヨーロッパでの成功経験を持つ)
 ・・・・・・・など。
中国的特点
巨大的经济(巨大な経済)
企业的灵活性与反应速度(企業の融通がききやすく反応速度が速い)
人口红利有未来(給料?に未来がある?)
不断改进的基础设施(絶えず、基礎インフラを改良)
企业精神和渴望(企業精神は高くハングリー)
 
インフラ・コンテンツを伸ばすために制度(情報セキュリティー・知的財産・プライバシー)の統一が今後の課題となるのは間違いない。
 eコマースの拡大の問題点も挙げていた。税金はどこで取るのか、日本?中国?決算の方法の問題点もある。
 コロコロと制度が変わる中国を信じる事が出来るのか?制度の執行が信じられるのか。この点ははっきりしなければいけない。
 日本から世界に飛び出す留学生が少ない。ガラパゴス化。また、世界が日本を知らない。海外を知らない人が現地法人の社長になるのはあってはならないこと。
 重要なのは交流を持つ事。立場は違うが、それぞれ親日、親中を作る事。以前北京大学であった日本大使館の公使の話が講座中頭を離れなかった。