今日は「花祭り」。

お釈迦さまが生まれた日とされ、古来お祝いをされてきました。

ブログ初投稿の記事として本で少し調べてみたことを備忘録的に記してみたいと思います。


仏典の伝えるところによりますと、釈迦は今から約2500年位前(諸説あり正確にはわかりません)、印度平原の北、シャキャという小さな部族国家の首都カピラ城に、城主スッドーダナとマーヤー夫人の長子として生まれたとのこと。

姓をゴータマ、名をシッダールタといいました。

シッダールタというのは、「願望が満たされた者」という意味だそうです。


陽春4月8日、出産準備のために実家のテンピ城に帰ろうとしたマーヤー夫人が途中で急に産気づき、カピラ城のすぐ近くのルンビニ園に立ち寄り、仮の産屋に休まれて園中に咲く香りのある美しい無憂樹(むゆうじゅ)の花を採ろうとして右手を上げたときに、その脇の下から生まれたといわれています。

そのときに9匹の竜が天から清浄の水を注ぎ、生まれ落ちたお釈迦さまはすぐに7歩歩き、右手で空を、左手で大地を指して「天上天下唯我独尊」と言葉を発した、という伝説があります。

伝説だから特に疑問もありませんが、なぜ「脇の下」なのか、については何となく引っ掛かりがあり、それがどういうことなのかは長年の謎でした。

仏教の教主にふさわしい美しい伝説なのだろうけれど。。

こういう謎は謎のままでも何も問題ないのでそのままにしてきました。。


それが、最近たまたま読んだ本で知ったことなのですが、アーリア人が残した印度最古の古典、リグ・ヴェーダの中にカースト制の記載があるそうです。

それによれば、 「太古の原人プルシャの口からバラモン[祭司]が、両腕からクシャトリヤ[王侯]が、両腿からヴァイシャ[平民]が、両足からシュードラ[奴隷]が生まれたというのです。

釈迦は、バラモンに対しては自分はクシャトリヤだと言っていたそうなので、脇の下から生まれたという話は、もしかしたら釈迦がクシャトリヤの出であるということと無関係では無いのではなかろうか?

釈迦が生まれたときに属していたカーストを表しているのではないだろうか、と思えました。


だとすれば、「天上天下唯我独尊」と言葉を発して歩いた話もこのように思えなくもありません。

クシャトリヤとして生まれた釈迦は、生まれて直ぐに、カースト制を否定した。

釈迦は、カースト制などには縛られない自由な独りの人間としてこの世に生まれた。

人は誰しもが皆そうなのだ、ということ。

それを人々に伝えること。

そこが仏教の出発点なのだ、ということを表現しているのかもしれないと。

勝手な推測の域を出ませんが。

そう思うと何となくしっくりきました。


何はともあれ、今日はお釈迦さまのお誕生日。

心の中で、いや、このブログでお祝いの意を表したいと思います。