オレは ジェジュン。
ドラキュラになって 600年くらい経っただろうか。
何の目的もなく時を過ごし、たくさんの血を吸ってきた。
飽きると、何十年も眠りについてもみた。
終りのない旅。
時間は永遠と呼べるほどある。
オレは自由だった。
美しく着飾り、女も男も堕としていく。
オレには、それだけのチカラがあった。
簡単に奪える命。
微笑み一つでオレに身を投げ出す人間たち。
愚かな種族だ。
ドラキュラになった自分には人間だった頃に対する想いは何もない。
オレはドラキュラ。
人間はオレの欲を満たす存在。
ドラキュラに狩られる種族・・ただそれだけだ。
おもちゃのように傍に置き、
飽きたら、ゲームオーバー。
永遠の眠りをくれてやる。
それでも、気に入った人間をドラキュラにしたこともあった。
ジュンスの前に一度だけ・・・
どうしてだろうな。
偶然見つけた人間だったお前たちを、自分に重ねたんだろうか。
希望の先の終わりを知っているのに、
それでも それを心のどこかで望んでいたんだろうか。
それとも試したかったのか、、、
愛する者を失ったドラキュラがどうなるのか、、、
オレは孤独な仲間を欲しただけなのかもしれない。
ジュンスに血を分けた後、オレはその場を去った。
一人で生きて行け。
気が向いたらそのうち、お前を迎えにきてやる。
オレは また行く先も決めずフラフラと旅に出た。
そうして、オレは 再びジュンスを見つけた。
だけど、ビックリだ。
ジュンスは あの時に一緒だった死んだはずの男と一緒にいた。
偶然か、執念か、魂が呼び寄せたのか・・・驚きの収穫に久しぶりに血が騒いだ。
お前は面白い男だ、ジュンス。
お前となら、これから退屈しない時間を過ごせそうだ。
あの時の選択は間違ってなかったってことだ、、ふふ、、、、
愛という 脆い契約の上に、命をかけるなんて イカレテルとしか思えないが、
ドラキュラは簡単には死ねないんだ。
オレには、、、無理だった。
「、、、、。
そんな事を言っても、お前は死ねないよ」
せいぜい苦しんでみろよ。
オレは 高みの見物の如く、楽しんでやる。
その時までな。
「ジェジュン、もうオレたちに関わるな。
オレもユチョンもお前を必要としてない」
「、、、、そうか?お前はともかく、ユチョンは違うだろ?」
そう言うと、ジュンスがギロッと睨んだ。
オレは、、、、その視線にゾクゾクした。
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ヒョン、、、美しいっす!
このMV すき♡