シアキュラ .47 | チョンサXIA ブログ

チョンサXIA ブログ

JYJ大好きだよ。
いつかのその日まで。
ゆせりく どハマり中。




「ジュンスも来て・・」


俺をベットに下ろし丁寧に毛布と布団をかけると、
ジュンスはベットサイドに腰かける。


「眠いんだろ、大人しく寝てろ。」
「隣にいて欲しいんだ」

「ホント・・子供・・・・」
「バカ、恋人らしいことしろ」

「ふふ・・ 子守唄がいるか?」
「あぁ、それいいかも。何か歌って」

「冗談で言ったのに・・」
「もしかして ジュンス 音痴?」

「はぁ、、、、お前は・・・このオレが音痴だと?」
「だって、ジュンスの歌 聴いたことないから」


ジュンスは少し迷うような顔をして、
ベットヘッドに背を預けた。

俺は ジッとジュンスの横顔を見上げる。
陶器のように白い肌、
ふっくらとした 赤い唇、
少年のように若いのに、目だけが長い年月を思わせるような まなざしをする。

ジュンスは俺の手を握り、
「少しだけ・・」 と、口づさんだ。



あなたは私の生きる理由
私を生かしてくれた初恋

永い歳月ですら 消し去ることができなかった愛
あなたの場所を探して戻って
私のそばに


あたなは私だけの息づかい 
癒えない私の傷

あなたの心の中にも 私はいるじゃないか
自分の心から目をそらさないで 私のもとへ戻って

あなたを初めて見た瞬間 あらゆることが変わってしまった
その名前をささやくだけで 私の世界は震える
私たちの運命は 時を超えて一緒になること
また私のもとへ戻って 私と踊ろう 夜明けに向かって





俺は ジュンスが歌い始めてすぐに身を起こした。

ジュンスは視線を遠くに投げたまま、どこを見ているようでもなく歌っていた。


微笑んでいるのに 悲しげで、
時折、苦しそうに眉間にシワを寄せ、
愛の歌を口づさむジュンス。


初めてジュンスに出会った時のことを思い出していた。
俺の顔を見て、涙をこぼしたジュンス。
自分が泣いていることに気づいてもいなかったジュンス。
お前は、あの時 俺の中に 死んだ恋人を見つけたんだよな?


ジュンスのハスキーな歌声が心の奥深くまで沁み込んでくる。
胸が苦しいほどに締め付けられる。

悲しくて、切なくて、、、愛しい。


『 私たちの運命は 時を超えて一緒になること 』


ジュンス・・・俺たちは 出会うべくして出会ったんだ。
俺は・・・ジュンスに出会うために生まれて来たんだ。


ジュンスの歌声に心も体も包まれていく。

心が震えて溢れる。
ジュンスへの愛が 涙となって 頬を伝っていく。

ジュンス手をギュッと握ると、
遠くを見つめて歌っていたジュンスが  優しく微笑んだ。

俺を見つめて 愛の歌を紡ぐ。


あなたは私にとって たったひとりの人
私の虚しい人生に唯一の光
あなただけが私を満たす 私の愛

あなたを初めて見た瞬間 息をすることさえできなかった
その名前をささやくだけで 私の世界は震える
私たちの運命は 時を超えて一緒になること
また私のもとへ戻って 一緒に踊ろう 夜明けに向かって




ジュンス・・・あぁ、そうだよ。
俺は 帰って来たんだ。
ジュンスの元に帰って来たんだよ。
お前を愛するために。

本当に・・バカみたいだ。
前世の自分に嫉妬していたなんて・・・


それは 不思議なくらいに スッと心に落ちていく。
誰でもない、俺が ジュンスと共にいることが大事なんだ。
そんなことに 今やっと気づいた。


歌い終わったジュンスは、とても 優しい顔で 俺の涙を拭ってくれる。


「どうした?」
「、、、ジュンス、、、、っ、、、お前を、愛してる・・」


瞬きをした瞬間に ボロッと大粒の涙が流れる。
冷たい指先が、何度も涙を拭ってくれる。


「ユチョナ・・・お前はオレの ただ一つの光だ。 お前に出会えてよかった」


ジュンスが あまりにも優しい顔で、声で俺の名前を呼ぶから・・


「ジュンス、、、、お前 ズルいよ。何でもっと早く・・・」


腕を伸ばしてジュンスを抱きしめた。

俺にとっても、ジュンスは ただ一人の愛する人だ。
俺は・・・ジュンスと生きていたい。




。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。




『 オレたちの運命は 時を超えて一緒になること・・・ 』

 



きゃ~ん スユ ♡