部屋に入った所でキスをする。
ベットまで我慢できなくて、唇を重ねる。
お互いの体の間に衣服のたった1枚でさえ、存在するのがもどかしい。
僕は Tシャツを脱ぎ捨てて、両腕をユチョン王子の首に回して、引き寄せた。
ユチョン王子の腕も、僕の腰を強く抱く。
深く深く 交わすキス。
もっと、もっと・・・
息が上がり、チュッチュと唇が重なる音が鼓膜を撫でる。
ピチャピチャと唾液が混ざる音が頭の芯を溶かしていく。
何度も角度を変えて、舌を絡ませて、夢中になってキスをかわす。
熱くて、
どこもかしこも熱くて。
欲しくて、
ユチョン王子の全てが欲しくて。
ユチョン王子の舌が僕の咥内を荒々しく撫でまわす。
飢えているのは 僕?
それとも ユチョン王子?
視線を絡ませ、また口づける。
「はぁ・・・ふぅ、、んっ・・・」
ユチョン王子のキスは気持ちよくて、クラクラして立っていられない。
「早く・・・」
もどかしくて、僕は ユチョン王子のベルトを外すと、
ユチョン王子も同じように僕のベルトを外し、チャックを下げた。
キスをしながら、お互いの分身を手に握る。
「ぅ・・あん、、、」
先をグリっと触られ思わず首がのけぞる。
無防備に開いた僕の首に舌が這わされた。
ゾクゾクと体の奥から這い上がってくる快 感。
「ユチョンおおじ・・・はぁ・・」
開いた手で、ユチョン王子の腕にすがると キスをしながらベットに倒された。
下から見上げるユチョン王子の顔。
優しい表情の目の奥が寂しげで、僕はキスをせがむ。
今は、今だけは 忘れて温もりを感じたい。
広い背中に手を回して、ユチョン王子の舌を味わう。
「はぁ・・・あ・・・スキ・・ユチョン王子・・・」
「ジュンス王子・・・」
ギュッと目を閉じたユチョン王子の表情が切なくて、
「ユチョン王子?僕を見て。僕はココにいるから」
言葉の意味を考えるようにジッと見つめてくるユチョン王子。
僕は体を起こし、ユチョン王子をシーツの上に倒した。
「何も考えないで。今の僕を感じて・・・」
ユチョン王子の唇をキスで塞ぐ。
チュッチュと唇を合わせ、啄むようなキスをする。
愛しい。
ユチョン王子が・・・愛しい。
想いを込めてキスを落とす。
「今日は 僕がシテいい?」
「え?」
目を丸くして僕を見上げるユチョン王子。
僕は 手をユチョン王子の頬に当てる。
エクボが可愛くて、笑うと頬が 盛り上がるんだ。
クルンとした長い睫毛で、笑うと三日月みたいな細い目になるんだ。
下唇がプルプルしてて、笑うと白い歯がこぼれて・・・

ユチョン王子が笑ってると、ただそれだけで僕は幸せな気分になるんだ。
ユチョン王子・・・君を幸せにしたい。
どうしたら、君の笑顔を守れるだろう。
君が・・・ユチョン王子が好きだよ。
胸の中に想いがあふれてくる。
僕は、ユチョン王子にキスを落とす。
頬に、瞼に、唇に。
ユチョン王子が そっと瞳を閉じる。
僕は ユチョン王子の肌に、舌を這わせた。

僕は・・・この時、もう自分の中で答えを出していたのかもしれない。
ユチョン王子のために 僕ができること。
二人の未来のために 僕がすべきことを。
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ヨロブン あんにょんです ^^
ちょっと切ない感じを出したかったのですが、伝わったかなぁ。
ホント、文章にするのって難しいです。
朝、夕が涼しくなってきましたね。
私の職場も忙しい季節に突入です。
みなさんも 体調管理には気を付けてくださいね ^^