今回の旅で私が一番心に残ったのは

ー黄檗山宝蔵院ー

宝蔵院には重要文化財である
【鉄眼版一切経版木】が収蔵されています。

何がすごいってこの一切経の版木、
現在も完全な形で保存されていて、かつ、
今でも現役で経本の印刷、出版がされているということ。
いま、パンフレットを見返したけど、
完成が延宝6年(1678)て。
今、2018年ですよ?
それが今でも現役てびっくりびっくりびっくりびっくり

私の感覚だと、やっぱり重要文化財とかって
大事に保存されて、誰も触れない的なイメージなのに凄い!

『どこを写真撮ってもらってもいいですからね~。ゆっくりご覧になってください。見終わったらまた声かけてくださいね』

と、ひととおり説明してくださったあと、
私たちを建物に残して一度戻られたのですが、重要文化財の中に残された我等。

まぁぁぁドキドキですよ(笑)

無駄にソワソワ(笑)

【版木収蔵庫】
6万枚の版木って🙏🙏🙏🙏

刷り師さんはどこに何があるってわかってて(リストがあるそうです)、
注文が入るとそのお経本の版木を取りに行くそうです。




刷り師さんの作業場撮ってしまいました←
こうやって今でも作業されてる事に
感動して震えます。

これは昨日刷ったものだとの事。
これが原稿用紙のルーツだとも言われてるそうです。
版木材料はすべて【吉野桜】
書体は【明朝体】
明朝体はここからきてるとのこと。

お経本の注文が入らないと、このように、保存されたまま、縄も解かれないと言っていました。




あー。もう一度行きたい。

ずっと眺めていてもいいくらい素晴らしかったです。