ゼニックスの事務所程ではありませんが
オーソドックスな物から
ちょっぴり変わった物まで.
こだわりの強い我が家のインテリアの中でも
ひと際存在感を放つのがこのチェア
都内の一等地に数店舗構える老舗家具メーカー「家具蔵(KAGURA)」の
無垢材チェア PRONER(プローネ)ですもた
釘などの金物は一切使わず、
板座と前脚の接合部には「ホゾ」と呼ばれる
職人の高度な技が表面のデザインとして
見られます
また背板のデザインは、
日本人にも馴染みの深い「格子」
町家と呼ばれる庶民の住まいに多用されており、平安時代の貴族にも好まれていたそう…
一脚数万円はするこのチェアでずが
5年ほど前に購入しました
デザインはもちろんですが、なんと言っても購入の決め手となったのは
使用されている
「(アメリカンブラック)ウォールナット🌳」の
素材そのもの!
アメリカ東部~中部にかけて南北に連なるアパラチアン山脈一帯に自生しており
厳しい寒さのもとで時間をかけて生長するため硬く粘りのある材質を持ちます
特徴的なのは材面の表情。柾目面はリボンを重ねたような濃淡の縞模様を成し、他方、板目面は風雪を物語るかのように、濃い紫褐色の木目が変化に富んだ模様を描きます。
こうした色・艶・表情が生む風格に加え、木材成分(タンニン)の影響で、使い込むほどに渋みを増す経時変化の美しさもこの材が愛される理由の一つ。
独特の風合いや木肌の美しさなどから、世界三大銘木に数えられるウォールナット。
その実は「クルミ」と呼ばれ、食用にされたり、オイルやバターなどに加工されたりと
私たちの生活にも大変馴染みの深い木です。
またクルミは子孫繁栄の象徴でもあり アメリカのウエディングパーティーでは
ライスシャワーならぬウォールナットシャワーを行ったりもするようです。
現存する木材の中でも最高ランクの評価を得ているこの木材は、「家具材のロールスロイス」の異名を持ち、チェアやテーブル、キャビネットといった家具や世界の高級車のウッドパネルなどに使われ、人々の憧れの的となっています。
この世に生まれ方も育ち方も
全てが全く同じ人間が居ないのと同じく
木材もたとえ材種が同じでも
全く同じ成長をする木など存在しません
木材は特に木目にそれらが表れます
また使い込んでいけばいくほど
「経年変化」と共にその表情を変えていく
そんな無垢の家具達….