《あかばやしブログ晴れ

 

ごぶさたしております。

 

 

前回ブログを投稿させていただきましたのが

 

東京オリンピックまで残すところ587日の2018年12月15日でしたから

 

あの時からおよそ926回地球は自転したものの

 

皆さまご存じのとおり東京オリンピックはいまだ開催の日を迎えておらず

 

本日2021年6月28日において東京オリンピック開催まであと25日(予定)となっているのも

 

これもまた皆さまご存じのとおり、ひとえに新型コロナウイルスのおかげということでして

 

まことに大変な世の中になってしまったもので

 

ロックダウンやら緊急事態宣言やらまんぼうやらで

 

三密回避と外出自粛が求められている今

 

充実したおうち時間を過ごそうと

 

私の未熟な”empathy”が養われることを密かに期待しつつ

 

夜な夜なアマゾンプライムビデオに向かって映画鑑賞に励みつつも

 

開始10分で寝落ちし、気づいたら中盤くらいまで進んでいて

 

そのままあきらめて布団に入り、翌日見直そうと思いつつも気分が乗らず

 

新しいのを探しては、また寝落ちの日々に

 

「映画とは観るものではない眠を誘う器械である。」ことが判明した

 

梅雨に入ったはずの今日この頃

 

皆さまいかがお過ごしですか?

 

 

さて、久しぶりのブログということでして

 

果たして何をかいたらよいものか途方に暮れているわけでありますが

 

ここ数か月の出会いの中で、

 

完走することができた唯一の作品「グリーンブック」についてはまたにして

 

とある言葉を皆さまにシェアさせていただければと思うのですがいかがでしょうか?

 

かの有名な音楽家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが遺した「ハイリゲンシュタットの遺書」より・・・

 

”私が自分の人生を終わらせるまであとほんの少しであった。

 

芸術だけ、芸術だけが私を引き止めてくれたのだ。

 

私には自分が使命を果たすまではこの世を後にすることができないと思われたのだ。”

 

病により「音」のない世界に突き落とされた彼が

 

死を覚悟するほどの絶望の中でさえも

 

見失うことのなかった芸術家としての使命。

 

彼は、己の使命を全うするために生き、数々の傑作を生みだしたのです。

 

彼の、彼自身のうちに秘められた芸術性に対する計り知れない信念に心打たれます。

 

 

何者かがベートーベンから聴覚を奪ってしまったように

 

「運命」は時として本当に残酷なものですが

 

彼から「音楽」までも奪うことはできなかったのです。

 

新型コロナウイルスによって不条理な新時代を強いられることになった皆さまに

 

彼の言葉が、僅かばかりの希望をもたらすことを切に願って

 

久方ぶりのブログの締めとさせていただきます。

 

それでは皆様、良い夜をおすごしください。