今日、リビング・ウィルという会報誌が届きました。日本尊厳死協会()から年4回送られてきます。40歳の時に入会しました。
祖母はパーキンソン病で15年間入退院を繰り返しました。いつも2人部屋で、同室の方は意識がなく胃ろうで栄養補給され床ずれがひどかったり、見舞いに行くたびに、祖母から「いよいよ意識がなくなっても管だらけにだけはしてくれるな」と言われたのを覚えています。幸い祖母は最後までしっかりして、胃ろうすることもなく旅立ちました。
私には子供がいないので、自分で自分をコントロールできなくなったら、せめて最後はその時身近な人に迷惑をかけることなく潔く穏やかに旅立ちたいと会員になりました。
会報誌に「思うように死なせてもらえない時代」と記載がありました。2005年に65歳以上の割合が20%、2030年には31.8%(私もその一人)2055年には40.5%になると推計されています。今では90%の人が病院か施設で亡くなり、医療技術の進歩が著しいために、逆に容易に死ねない時代となっているのです。死に行く人は現在の1.5倍(170万人)に増加するため、死に場所を整備しなければ難民化することは明らかです。科学万能主義で人間が幸せになるとは限らない。(曙会シムラ病院理事長 種村一磨先生)
まずはしっかり予防して日々健康に過ごすことが大事。そのうえで現在の介護の現状を把握し、自分の旅立ち方をはっきりと明言できるように治療の予習も必要だと思います。訪問看護のドクターと普段から密接にコミュニケーションをとっておくことが大切と思いました。
武庫之荘の「さくらいクリニック」 桜井 隆院長の著書は参考になりますよ
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