温泉湯屋も付随する山荘を茶道具、茶室、露地はもとより場の環境にも気を配った。その結果として、人を招き、もてなす場を風光の良い郊外や箱根に構えることとなった。箱根登山鉄道(株)が大正3年29日ごに別荘地とともに開発した強羅公園の一角には、鈍翁が営んだ白雲洞茶苑がある。当時の数寄者達が創意工夫を凝らした温泉湯屋も付随する山荘である。