今年は、AIが目覚ましい成長を遂げた。
ソフトウェア開発の分野でも、すでに実用レベルに入りつつある。
ITエンジニアとして、AIとどう向き合うべきかを真剣に考えなければならない。

ちょうど『プロフェッショナルの条件』(ピーター・F・ドラッカー)という本を見つけた。
この本では、特に「知識労働者」について重点的に書かれている。
非常に参考になる内容なので、ここで要点をまとめた

 

① プロフェッショナルとは「成果に責任を持つ人」

  • 一生懸命かどうかではなく、成果を出したかがすべて

  • 「自分は忙しい」ではなく
    → **「何をもって貢献したか?」**が評価基準

👉 プロは“作業者”ではなく、“結果の責任者”


② 強みから始める(弱みを直そうとしない)

  • 成果は強みからしか生まれない

  • 弱みの改善は「平均」にはなれるが、卓越は生まれない

  • 重要なのは

    • 自分の強みは何か

    • その強みが最も活きる場はどこか

👉 自己分析の目的は「欠点探し」ではない


③ 時間を管理するのではなく「使い方を変える」

  • 成果を出す人はまず時間の現実を見る

  • 多くの時間は

    • 会議

    • 割り込み

    • 他人の都合
      に奪われている

  • 不要な仕事・成果につながらない仕事を捨てることが最優先

👉 時間管理の本質=やらないことを決める


④ 「重要なこと」に集中する

  • 同時に本当に重要なことは1つか2つだけ

  • 成果を出す人は

    • 優先順位を決める

    • 決めたら迷わない

    • 古い仕事を終わらせてから次へ進む

👉 マルチタスクは成果を殺す


⑤ 意思決定は「原則」で行う

  • 良い意思決定は感覚や勢いではない

  • 手順はシンプル

    1. 本当にこれは決断が必要か?

    2. 原則は何か?

    3. 例外をどこまで認めるか?

  • 決めた後は実行と検証

👉 決断力とは「速さ」ではなく「質」


⑥ 貢献から考える人がプロになる

  • プロが最初に考える質問はこれ
    「自分は何によって貢献できるか?」

  • 上司・組織・顧客にとっての価値を起点にする

  • 自分目線(評価・不安・保身)から抜け出す

👉 視点が「自分」→「外」に向逼いた瞬間、成長が加速する


⑦ 知識労働者は「自分をマネジメント」する存在

  • 誰も細かく管理してくれない時代

  • 成果を出す人は

    • 自分の働き方

    • 学び方

    • エネルギー配分
      を自分で設計している

👉 プロとは「自分という会社の経営者」


一言でまとめると

プロフェッショナルとは、才能のある人ではなく
成果が出る考え方と習慣を持つ人