【ワシントン=渡辺浩生】世界銀行のウォルフォウィッツ総裁が交際相手の女性職員を厚遇していた問題で、世銀理事会(24の加盟国がメンバー)は16日、総裁の辞任に向けて、ウォルフォウィッツ氏本人や米政府と調整に入った。米メディアが一斉に報じた。  AP通信などによると、ウォルフォウィッツ総裁は辞任に同意する条件として、女性職員の厚遇をめぐり世銀側にも一定の責任があった、と認めるよう求めている。理事会が条件に同意するかどうかは不明だ。  理事会は、不信任案や解任案も選択肢に検討しているが、決議に至る前に、総裁の自主的な辞任表明を求めている。総裁側は「現状の疑念を受けたままで辞任はできない」(顧問弁護士)としており、「名誉ある撤退」を模索しているとみられる。  世銀理事会は、17日朝に協議を再開するとしている。特別調査委員会は、ウォルフォウィッツ総裁が就任時の2005年、交際中の女性職員を米国務省に出向させる際、昇進・昇給について具体的に指示するなど、世銀の内部規則に違反したと認定した。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070517-00000041-san-int

前輪が出ないため胴体着陸したプロペラ旅客機「ボンバルディアDHC8」のトラブルは頻発している。国土交通省によると、運航に影響した同機のトラブルは平成17年だけで44件発生。このうち今回、胴体着陸したDHC8-Q400は26件と多発している。

 この26件の内訳は車輪の格納関連が8件と最多。次いでプロペラ回転数の異常表示などエンジン関係が4件、客室の与圧をめぐるトラブルが3件など。

 車輪をめぐるトラブルでは平成17年10月、今回と同じ大阪発高知行き全日空便が離陸後に前後輪3本がすべて上がらなくなるトラブルが発生。昨年2月には、中部国際空港発松山空港行きの全日空機が着陸体勢に入ったものの、車輪すべてが出なくなり、パイロットが手動操作で車輪を出した。

 多発するトラブルを受け、全日空とボンバル社は共同でプロジェクトチームを設置して調査したところ、脚を動かすための油圧系統に製造段階でミスがあったことが判明。油圧系統に混入した空気の影響で、油圧ポンプが故障していたという。

 ボンバル機は大阪空港と四国、九州各地を結ぶ便のほか、北海道、鹿児島、沖縄の離島便などでも就航しているが、全日空はボンバル機の便数を減らしてエアバス社の旅客機などにかえる措置を既に取っている。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070313-00000041-san-soci