ご存知の方も多いが、

自由律俳句の先人、種田山頭火は、

亡くなる直前の一年ほど、

四国松山、自分が住んでいる近くに住んだ。

 

道後温泉に遠くない、

御幸寺というお寺の敷地内に、「一草庵」という小さな庵を結んだ。

 

今もそこに残っているが、

そこには山頭火の句碑がいつかある。

 

 

落ち着いて死ねそうな草枯れる  山頭火

 

 

この句をつくってまもなく、

放浪の俳人は旅立った。