X-OVER-RECORDS Blog
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下川みくにという人

黒椿で夕顔という女性を可愛く妖艶に演じてくれたのが下川みくにさんです。

以前から彼女が出演している舞台やライブなどを見せて頂いていて、素敵な歌声だなと思っていたので、黒椿をやる時はどうしてもみくにちゃんに出演して欲しいなとずっと思っていました。

で、念願かなってご一緒させて頂いたのですが、本当に素敵な方でした。歌声は勿論ですが、演技も人柄も全てが素敵な人でしたよ!

忙しくて稽古時間も少ない上、覚えることが山ほどあるこの黒椿の現場で、泣き言を言わず、練習量の差がでることもなく、きっちりやっていたのが凄く印象的です。ご本人曰く「負けず嫌い!」だそうで、自分が行けない時の稽古内容の動画をずっと見て予習復習をしていたんだと思います。後、町人グループで自主練もやっていたので、周りにも恵まれていたんじゃないかな。

楽曲に関しても色々と話し合って、キー調整なんかもしたし、アイデアもたくさんだしてくれたので、本当にいっしょに作った感じです。

楽日前に食事に行った時も、僕がやっぱ「女心とお月様」を盛り上げたいよねって話をしていて、千秋楽にみくにちゃんとCherryさんがデュエットする「女心とお月様」のところでみくにちゃんが客席に向かって手拍子を煽ってくれたんです!これって簡単に見えて凄く度胸のいることだと思います。お芝居を見に来ているお客様に向かって、しかも、知られていない曲でそれをやるってスベる可能性大だし、みくにちゃん自身も凄く怖かったと思います。でも、そういう環境の中でお客様を盛り上げている彼女の姿を見てプロ根性を感じたし、女性だけど男気を感じました!w

涙腺緩むポイントはたくさんあるのに、僕の涙腺緩んだポイントはみくにちゃんの手拍子してる姿でしたねw

本当に素敵でした。ありがとう!

また、必ずお仕事をいっしょにしたいなと思います。

今回、この素晴らしい出会いを与えてくれた先輩の高橋さんには本当に感謝しています!高橋さん、ありがとー!

幸野さん、森田さん、アワーソングス関係者の皆様、本当にありがとうございました。また、必ずやりましょう!
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和泉元彌という男

黒椿の中心人物はやはり何と言っても和泉流二十世宗家 和泉元彌さんでした。彼の存在無くして黒椿は語れません。

昨日のブログにも書いたけど、黒椿の始まりは元彌さんと僕が十年くらい前にご飯を食べながら「和物の吸血鬼でゴシック調のモノをやりたいよね!」という話から始まっています。その時は神楽や凶夜といったキャラはいなかったけど、恋人とバンパイアハンターとの三角ストーリーの設定は既にありました。その話を忠実に再現しつつ素敵に膨らませてくれたのがタンバリンプロデューサーズさんという訳です。

その時に「保本さんが音楽を作るなら僕はやりたいです!」と元彌さんは言ってくれました。なので、言うなれば黒椿は僕と元彌さんの夢でもあった訳です。で、長い月日を経てようやく自分たちの夢が素敵な仲間や応援してくれるお客様のお陰で叶えることが出来ました!

ここまで辿りつくまでの道程は平坦なものではありませんでした。たくさんの批判も浴びましたし。自信が揺らぎそうになった時は2人で「前だけ向いて進んで行こう!」と確認し合ったりねw 安っぽい青春ドラマみたいだけど、自分たちの意思を貫くには、そういう方法しか思い浮かばなかったです。

そして、やっぱり和泉元彌という男が輪の中心に立ってくれたことでこんな素晴らしい仲間たちが集まってきてくれたんだと思います。彼がいることでキャスト全員がかなり成長したし、特に麻琴ちゃんと孝太君は抜群に伸びていきました。初日から千秋楽にかけてもまだ、成長の後が見られたしね。

まあ、話せば話題は全然尽きませんが、元彌さんは僕の夢を一つ叶えてくれました。

そして、千秋楽に奇跡を起こしてくれて、もう一つの夢も叶えてくれたんですよ。

僕は黒椿が始まる前から自分の最終目標は、舞台の最後はライブのアンコールみたいにお客様総立ちで全員で歌って踊って一体感を持って終わらせることだと常々、口にしていました。でも、舞台小屋で、ましてあまり知られていない楽曲でそれをすることが容易ではないことも解っていました。
千秋楽の二日前に2人で食事に行った時もできないかな?なんて話してました。

その時の画
photo:01



多分、元彌さんはそれを覚えていてくれて千秋楽トリプルカーテン時に客席に向かってスタンディングを促してくれたんだと思います。彼はそういう男です!w 僕はあうるすぽっとのステージで演者と客席が一体になって黒椿を歌っている光景を見て、今まで苦労が全て報われました。凄く嬉しかったし、キャストもお客様も素敵でした。皆で作るってこういうことなんだとも思いました。
終演後、楽屋で元彌さんと抱き合い、笑いながらも涙が出そうでしたよw

という訳で和泉元彌という男は僕の夢を2つも叶えてくれました。僕は彼に何を持って恩返しができるのでしょうか?

やっぱりもっともっと良い音楽を作って、再び黒椿の舞台を用意してあげることが一番の恩返しかな。

本当に素敵で最高の親友ですなw



黒椿全公演終了!

ようやくブログを更新できる余裕ができました。

7月16日から池袋のあうるすぽっとにて上演されていた元禄音楽劇「黒椿 Japanesque Vimpire」が先日、無事、千秋楽を迎えました!

沢山のお客様に観て頂けて本当に嬉しく思います。

ありがとうございました!

今回、黒椿の音楽全てを手掛けた訳ですが、それはそれは過酷な作業でした。黒椿の中身についてはキャストのブログを見て頂くとして、僕は制作サイド、主に黒椿の音楽のことをブログに書いていこうかなと思ってます。

僕が黒椿のアイデアを和泉元彌さんに最初に話したのがもう10年前で、その時に元彌さんは2つ返事でやりましょう!と言ってくれました。

それから数年後にタンバリンプロデューサーズの荒牧さんに黒椿のアイデアを話したら是非、やりましょう!と言ってくれて、そこから長い準備期間を経て、ようやく黒椿を上演することができました。

その間に知り合いのErinaの舞台を元彌さんといっしょに観に行った時の主演が小川麻琴ちゃんだったりと、今、思えばそういうところから伏線が貼られていたのかもしれません。

本当に素敵なキャストとスタッフが集まって、全員が一丸となって作り上げた作品だと思います。

キャスト全員が歌と役をシッカリと自分のモノにしてくれたので最高の舞台が出来たのかな。色々なところで麻琴ちゃんの神楽はハマり役だったと聞きました。確かにそうなのですが、これはハマり役というよりは麻琴ちゃん自身が試行錯誤して生み出した結果があの神楽です。元彌さんの煉獄も同じで、ハマり役というのは役者の努力によって作られて行ったのだと思います。そういうパワーが現場には満ち溢れていました。こういう現場であれば必ず良い作品が作れます!

音楽に関しても今、自分が持ってる全てをだしたつもりです。作業が辛い時はキャストがダンス稽古してる動画を見て、皆が頑張っているのに自分だけ楽はできないと自分自身を奮い立たせ、制作に没頭し、キャストと相談しながら歌い手に一番合ったキーを探しながら変更修正を重ねていきました。複数人で歌う曲はキーのバランスが難しく、誰に合わすかなど試行錯誤の連続で本当に終わるのかなと思いながら作業をしてました。

自分が言い出しっぺということもあって、この作品に対する思い入れは相当強く、書きたいことがたくさんあります。

ここで全部は書けないので少しずつ書いていきますので、気が向いた時にでもこのブログを覗いてみてください。

本当にありがとうございました!
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しかし、黒椿プロジェクトはまだまだ続けるよ~

応援宜しくお願い致します!
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