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(昔懐かしい感覚を呼び覚まして。…久方振りにかき方をかえてみるよ!)
47、フィナーレ編 ③ 右の頬を殴られたらナンチャラ、のまき。
「いやあ、困ったよ。本当に焦ったんだよー」
全然そうは見えない先生が仰った。 そんな余裕そうな表情で何があったんだよ。
仮に今此処ではP先生と呼ぼう。Pは何もパ行の米国人だからではない。ポーカーフェイスの略。
「この間ねぇ、丁度去年受け持っていた二年生が走って職員室に入ってきたんだよ、八時くらいかなぁ?」
生徒の関心は全く集められずとも、
彼奴は只者ではないのか
スラスラと口上を続けるかのように回想していく。
オイオイオイ、先刻自分で『授業の遅れが云々』と語ったのはどの口だ
舌の根も乾かぬうちに何事ぞ
そして、ややテンションの上がりだす教師。 もう止まらないんだろうな、と思った。
私は赤ペンをおく。多分この先授業に舞い戻る事は、ないと断言できる予感があったからだ。
「いやぁ、たまげたよ!だってね、その子! あ、女の子なんだよ。その子!」
誰も聞いていませんよ。
私の心中ノリ突っ込みは宝刀のまま生涯を終えるようだった。
興味のない振りを装いつつ、この辺りで 真剣に耳を欹てる 私。
教師の無駄話というものこそ、実は汗水たらして勧める教科書よりもよっぽどためになるからだ。
「ちょっと服装がボロボロでね。泣きじゃくってたんだ。もう吃驚してねぇ」
いいのか、そんなことを言って!
私は瞬時に冷や汗をかいた。 P先生よ、あなたよりも私が驚いたよ
夜、妙齢のオナゴがボロボロの服装など、ただ事ではない。
普通は一つの選択肢だろうが、私は話の展開の予想を二つたてた。
だって此処の生徒なのだろう。
ならば単純かつ明確に暴漢に襲われた、という理由の他にも部活内・部活外の RINCHI が加わる。
どっちだ
私は視軸をP先生にピタリとあわせた。それはもう照準ばりに、目からビームが出るくらい熱く。
こうして少女はオバハンになるのだろうか。ちょっと嫌だなと思いながら耳はダンボちゃんだ。
「何でも。男に襲われて逃げてきたって言うんだよ。そりゃあもう大変だ!って事になってね」
凄まじく勇気のある男だな!
失敬極まりないが、本気でそう思った
犯人に一体何があって、そんな 血迷った行動 を。
「で、養護の先生にその子を頼んで、現場周辺にいそいで駆けつけたんだよ。男の先生三、四人でね」
何故警察に連絡しない
叩けば埃が出るからか。そうですか。
「そしたら本当におったまげたよ~。男がヒューヒュー言いながら血だらけでね。もうすぐさま救急車を呼んだよ」
人生で二番目に驚いたね。あれはさぁ。Pは軽快に続けた。
ポツポツと聞き入りだしていたクラスが一瞬間ブワァと蠢きだし、また静止した。
感覚がついていけなかったのだろう。 そうとも。 温室育ちのベイベェイちゃんには分かるまい。
そりゃあそうだろうよ。
婦女暴行しようとして、婦女に暴行されるこのせつなさ
もはや何と言えばいいのか、それすらも迷宮入り。
先生は仰った。本来の被害者にあたるその女子生徒はフルコンタクト実践空手の猛者。
そして恥を知るべきだが対戦闘系部活においては群を抜いて素晴らしい戦果を誇る、この阿呆高校でエース。
つまり、生粋の格闘家候補生。 シラフでだって歩が悪い。
はたして、
暗がりで女を痛めつけようとか考えるコッスイ僕ちゃんに相手が務まるだろうか
答えはNOだ。
アリがナウマンゾウ相手に相撲をとることに匹敵する無茶さだ
どんなファイティング・スピリッツだったというのだ、その 被害者に最も近しい加害者 よ!
スケベ心のために命までとすのか。 ある意味 男の生き様 だな![]()
しかも、被害者は恐怖で常のリミッターが外れている状態。 それ即ち無敵である。
ちょっと昔の少年漫画のような不屈さだな、加害者! もう笑いがとまらないよ…。
前回でお分かりかと思いますが、
まぁ、兎に角 実写版のクロマティ高校のようないい加減さ で、
魁!男塾のようなメンバーが繰り広げている学園生活 は、
とどのつまり 手の施しようがないという訳 です
そうでなければ、 こうして私がここに書き込む事にもなりませんでしたよ。
酷だなぁ…
46、フィナーレ編 ② 穴を掘って埋めてしまえるなら、喜んでそうしただろうね、のまき。
まぁ、そんな
胡散臭さだけを誇るろくでもないトンデモ高校
ですが、この度、
その被害が校内で留まらずにとうとうお外へと出てしまいました。
なんという失態
避妊前の飼い犬がオイタしたレベルとは大違いだ。
動物園から猛獣が逃げた、そんな緊張感がある
いえ、今までも 数々の不名誉な武勲 を戴いてきていますし、
ショッボイ(そしてほのかに酸っぱい)問題を 農薬噴霧ばりに近所迷惑 していました。
毎回毎回そうした事件を起こされる度に 居辛くなる一方の極々普通な一般生徒たる私 からすれば、
私が卒業した暁には、
検挙率九割(自称)の素晴らしいジャパニーズポリスメンに根こそぎ検挙されろ
そして一網打尽され、ゆくゆくは高校自体跡形もない黒歴史になるがいい
そういった感想しか抱けない クソミソ(女の子がはしたない)連中 なのでもう諦めているのですが、
今回の事件は ちょっとどうしたもんだろう と本気で引きました。
哀しいかな、何時もそう なんですが、格別に冷や汗をかいた訳です。
どのくらいかしら、と聞かれると、
多分
美少女とかが鼻糞ほじって机に捻りつけるくらいじゃあないでしょうか
とりあえず、わお…とかうわぁ、じゃ済まないような。
アイデンティティが著しく犯される感覚です。
まさに 肝胆を寒からしめられる状態
次回、そんな事件をとびっきりレポート!
刃には、対になる鞘がある。
人間には、かならず理性というものが大なり小なり備わっている。
それは、危険を出来る限り覆い隠さなければならないからだ。
45、フィナーレ編 ① だってなんだか、だってだってなんだもん★、のまき。
血で血を洗う バーリトゥードのアルティメット
が 日々繰り返されている実態 は、
この 忌々しい記憶を面白可笑しく綴った過去のブログ を読めば明確でしょう。
誰だ、受験戦争とか言った奴は。
(別に、高校の時に落ちたその腹いせではな…/略)
学校が最後の砦と語った者は。
(別に、高校の時に落ちたその腹いせではな…/略)
こちとら何時も真面目に命がけで授業、クラスが戦場だったんだ
ちゃんちゃらおかしくて 臍で腹話術 が出来ちまうぜ!
今更ですけれどもねー。
まぁストレートに 腹芸です けど。
腹に一癖二癖抱えている訳ではなくて。
ありあまるお肉は残念ながら使用不可能なんですぅぅ
私の通う高校はむしろ、小悪党が悪巧みを切磋巧みに繰り返す、いわば悪の巣
大物がいないとて侮れない
ちいちゃな脳味噌おおきな肉体が一番厄介なのだ
この真実あるいは真理を、一体何人が理解できるというのだろうか。
いや、いないだろう!
何故ならそういった詭弁をさも体験してきましたとばかりにツバを飛ばしながら知ったかぶりする人間(専門家やエリート教育者に多そうだが、断定はしない)、もしくはそういった幻想を抱き続ける事が出来る間違った方向にピュアな人間(物凄い自己防衛本能と自己愛のたまものというしかない産物じゃなかろうか)には一生かかったところでこのような自然の摂理ないしは教訓を骨身にしみこませる事は不可能だからだ。
心から祝福しよう。
平和な世界に生きられて、良かったな
飛び火して悪いが、世の中というものは、
見っとも無い程他人の前で「さも凄いでしょう、豪いでしょう」とばかりに努力した人間が有名になる
という図式が、まだまだ蔓延っていると思う。
私はまだ十八年しか生きていないたかだかオタマジャクシに過ぎないが、
こうも悪辣とした偽善がのさばるというのなら、そういった意味では有名にならない方が格好がいいと思う。
実際に素晴らしい待遇と粗末な対応のどちらか一方しか選べないのなら、てのひらを返して前者を希望してしまいそうだが、そういった場面に出くわさない限り、私は我を通して死んで生きたい。
たいがいこうした不満やらいやらしい意見の犠牲者になるのは、私という人間の生きる狭い世界でうっかり出くわしてしまった傲慢なる教師であったり私が認定した碌でもない類の人間だが、それはあれだ。
けしてストレス発散などではない
まあ、とりあえず、今日のところは続くったら続くとしておきます。
(だって今日はアレですよ、新年だから/なんだそりゃあ)
ああ、こいつまたタイトル変えやがったと思った画面の前のアナタ。
別に書くネタがないからではございませんことよ。
だって 放屁はところかまわず じゃあないですか。
むしろ一分一秒とそうした話ならばプープーでてくるんです。
そこらへん
性質の悪いナンチャラ製造機と瓜二つ
なので、当然といえば、当然
むしろありすぎて尽きないせいで、
どこまでもひき伸ばしてしまうしかないからの 救済措置
(ちょいとシュンなネタの提供も一興じゃあないですかぃ。楽しければいいのですよ全て!)
よって次回予告↓
45、フィナーレ編 ① だってなんだか、だってだってなんだもん★、のまき。
(たぶん、躍動するはずだよ、うん。) ← すさまじい無責任ですから。あしからず。
父は言った。
「一応、とりあえず身内なんだから。ね。家族は守ってあげなきゃならないでしょ」
何、その偽装が発覚したみたいな、反応。
「うん。だからね、お母さんのオナラとか、ね。あんまり書いちゃ駄目だよ」
そんな、今更じゃないか。
そもそも書籍化されたりだとかで有名になるのは、人数のくるブログだ。
私のようなテケトー人間がダッラダラずぼらにポチポチ書いているようなブログには、
そんなことを心配しなければならないほどの人数は心配せずとも来ないから大丈夫だ。
しかしいいこちゃんな私は少しばかり怖気づいた。
ちょっとばかり素直に書きすぎたかな、と。
いや、全ッ然足りねぇんだけど
まぁ、そうだよね。話題変えなきゃ駄目かな、と。
いや、今更なんですけど
うん、でも本人が楽しんでいるようなので、もう少し好き勝手に書こうと思います。
ほら、筆記のものと違って便利ですからね。
消去のワンボタンでスッキリ解決しますから。
(それはとってはならない最終手段ではないでしょうか、レイコさん。そんなありがた迷惑な突っ込みはご遠慮させていただいていますからあしからずご覧になって下さいね★)
44、スタンダード編 ② 気がつけば、忌まわしい記憶として閉ざされる、のまき。
つい先刻、一時間も経っちゃあない時間にも至近距離でぶっ放されたばかりです。
何プレイですか
親子なのにぃぃぃぃ!!!
少なくとも私はそんな趣味趣向は持って生まれていないのですが、強要ですか
いつもいつも 物凄く臭いHE をかまされているワケですが、立場的にも扶養されている身。
少なくともオトナとコドモ、親と子なもので、
正直あまり強く出られずに、たまにイラッときて、カッチ~ンとなるものの、何も出来ません。
すくなからず、この家の子供だから、かもしれませんけれど。
しかしこの憤りをどうすればいいのか。
持余し気味だということも事実。
そんな青年の主張を抱える私は、音楽番組を見て閃きました。
もうその瞬間、柔軟かつトンチのきいた自分の名案に鳥肌が立ちました。
そうです。 自画自賛です。
私の~♪
お部屋のーまーえで~♪
こ・か・な・い・で・ください~♪
これだ。 これしかない。
私は一か八か、この命がけの替え歌で直訴を申し立てました。
「ちょ、もう本当に勘弁して下さい」
借金取りに追われた貧乏のような、哀愁と情けなさの薫る歌に、
さぞや母も改心してくれるだろう!と。
たとえその瞬間殴り飛ばされようとも平気だ!
完全に負け戦の一矢報いる作戦として、私は背水を噛み締めていた。
まぁ、まさか。
ウケ狙いでないのにも関わらず必要以上にオオウケされた挙句に、
十中八九不発でない弾 ばりの PU をされた訳ですけれど。
それがまた臭いこと限りなしでした。
なんていうか、一発で巨星堕ツを再現できる優れもの。
なんていうか、修行に行ったのかな。
天下一BU闘会のためにでも。
もう本当に、我が家の母は魔人BU なんですよ。
ああもちろん、屁のことです。
屁を極めてしまったんですよ。殺傷能力がはかりしれない。
修学旅行(中国)で毎晩必ず振舞われた
水でベチョベチョにしなったナッパみたいな臭い
です。
これ、本当に臭くて。例えるなら剣道部の胴衣を炎天下の中で密封した容器にいれておいて、
うっかり開いちゃったような。 それ一つで殺人事件がおきるような。
一瞬、母は私を完全犯罪で始末しようとしているのか、と焦るくらいに臭い。
兎に角臭い。何はともあれ臭いのです。
意識トぶんですよ。良い具合にラリパッパ~になります。頭グラグラします。
はたからみたら私が何かキめてしまったかのように見られるかもしれますが、
視神経と足に直に影響が現れるんですよ。 母の屁の威力に国家は揺るぎますね!
なんかもうゴルゴ調にすっぱい顔したバンビちゃんになります。
足がたたねぇどころか、歯がたたねぇんです。もうほんとどんな仕打ちですかクラス。
あれ、タイトル変わってる。
そういえば、前のはみみっちく後半がある的な流れだったよね。
もっともな指摘。 いや、あるにはあったんだ。
だが、我が家の最終兵器(=母)が「つまんない」を醸し出すような発言をしたために、
こりゃあダラダラ書いてる場合じゃないな…!
という危機感が脳髄を駆けずり回ったので、なかった事にしたのです。
いわゆる、オトナの事情ってやつさ。 ベイベ、世の中こんなもの☆
43、スタンダード編 ① ネズミのほんの少しの勇気と意趣返し、のまき。
だからといって、ちょっと何となく僅かに「ええ、それはないんじゃ」的な反感というものが芽生えるものだ。
よって暫くは、日頃のアレコレも交えて母にスポットを集中させてみる。
先ずは、HEについて語りたい。
別名PUともいう。
気を利かせて 「エイチ・イー」 だとか
「ピー・ユー」 なんて読み方をしなくて結構。
単純に屁のことだから。
うん、そうぶっちゃけた話が天然ガスですよ。
これがまた有害なのだ。 どれくらいって、鼻毛がかれるくらい。
なんていうか、コンタクトじゃないのに目が乾く勢い。
兎に角凄い。もうそんじょそこらじゃお目にかかれないレベルを誇っている。
勿論人だから屁が出る事は仕方がないし、あまつさえ私は彼女の遺伝子を受継ぐ女。
間違いなく自分の屁だって悶絶するくらい臭いのは分かる。
認めたくないけどな!
けれど、
私は一度だって
自分の屁で
呼吸困難になったことなんか、ない。
その件を聞いたときは現実を疑った。
「お母さんねぇ、この間苦しくなっておきたよ」
「え、大丈夫なの」
母はウエイトがハードにオーバーなので、私は心配した。
寝てるときにこう、気管が圧迫されすぎているんじゃ。
肥満も命取りだ。軽んじられない。
ちょっと真剣になった私に母は言った。
「うん。寝ッ屁がすんごい臭くて呼吸できなかったみたいでね。驚いたよ~」
私が驚いたよ。
全然それ大丈夫じゃないよ、人類的に。 新人類ですか。
NEPPEってそりゃあアナタどえらい惨事だよ。
しかも呼吸困難
自分で製造しておいてあんまりだ。
生を営む意外、全ての活動を自粛した私に母は畳み掛けた。
「しめてた戸をあけてもなかなか逃げなくてね、もうありゃあ危ないね」
そりゃあそうだろう。 それって生物兵器じゃないか。
私はふと、半分睡眠学習とかしていた授業を思い出した。
タイミングが走馬灯みたいだった。
戦時中の実験がおぼろげに記憶から掘り起こされる。
その惨たらしい当時の現場と母の爆弾発言がものの見事にシンクロした。
むしろ、もののあわれの真髄をみた。
真剣に聞いた私が馬鹿みたいじゃないか。 いや馬鹿だ。
あまりの素晴らしい人生っぷりに私は腰がぬけるどころじゃなかった。
そしてそんな私を気にせずブーと一発。 やべぇ、死ぬ、と本能が悟った。
続)
私がブログを書かないと、
生きているのか
という懇切丁寧に生死を判断しようとなさる方がいる。
無理もない。
いつ学校という名の戦場で、
生徒という名のソルジャー に 捕獲
=
THE END OF 俺
しないとも限らないからだ。
どうせ死ぬ覚悟があるなら、一人でも多くもろとも全てテロしてやるけれど。
42、メシア編 ④ 前:この地球で息をしているけれど、最近チアノーゼ気味、のまき。
私の手の中にある夢への切符。
残念ながらそれはどうやら番号的に片道のようだ。
憎たらしいそいつを
親の敵を睨みつけるかのように凝視したところで、今更
である。どうしようもないのだ。
あ き ら め ろ の境地。 そして 窮地 。
しかしこの時の私は、何故だかよく分からない盛り上がりを見せていた。
ネガティブな方向へ走る事、まさに疾風のごとき素早さだった。
ここでせめてポジ方面であったのなら今の私もここまで修行をつむ事にはならなかっただろう。
今、高校の三年を経て得た感想は、「合掌」のひとことにつきる。
さぞかし凄惨な日々だったのだろう、可哀相に。
そんな同情は、 勿論Welcome だ。
(最近やぶからスティックがむしょうにツボなのか、たまに英語が飛び出る)
女子高生日記 としながら、敢て 中学時代 を懐かしむ。
誰だ、 私は過去にこだわらないとか言った女 は。
私だ (ドゥーン)
舌の根も乾かぬうちにとはこの事だ。 何という 傲慢 。
41、メシア編 ③ いっそ空気は読まない方がいいってものよ、のまき。
レーコのワン・ポイント・アドバイス ~前回の粗筋~
いちいちスクロールするのは、私が面倒だ。
だからこそ掻い摘んでおさらいしよう。
親切ぶっているわけではなくってよ。 正真正銘、親切だもの。
レーコは先生に踊らされて、7に執着してしまったわ。どうしても欲しいだんて欲張りさんなの。
人の不幸を笑おうとは思わないけれど、極力かかわりたくないものね。
前の二人に7がなかったせいで、ちょっとナーバスみたい。引き摺られちゃってどうしよ☆
お前はいつの時代のコピーライターだ。
あだ名が 昭和 から 明治 になるのも時間の問題だな。
(以下、続きをずずずいぃ~っとお楽しみくだせぃ)
心臓が指先にまで存在したかのように、いたるところから拍動が聞こえた気がした。
意を決して裏返す。
この時の勢いはペラリという生易しいものではなく、バーンという効果音が相応しい感覚だった。
まさか。
誰が予想できた事だろうか。
7はついていた。
私はそれはもう、
勝って兜の緒を締めたも同然だ
とガッツ・ポーズに勤しんだ。
そこに、他人への気遣い・配慮といった所謂良い人要素はまったく含まれない。
むしろその一瞬にそのような心配りが出来るような人間であるのなら、それはまさしく私という人間ではない。
断言しよう。 自分良ければ全てよし。
だが、此処でこのままハッピーエンドにならない事こそが人生であった。
辛くも厳しいものである。
7はついていた。しっかりと記憶している。確かに、あることには、あった。
ただし、まさかのどんでん返しを土壇場でされるとは予想だにしない私には、
俄かには信じられない形だった。
神様は私によほどお灸を据えたいらしい。
そんなに嫌われるなんて、前世で何していたんだ、私よ。
第一志望高校:受験番号(×××197)
第二志望高校:受験番号(△△△967)
驚愕した。
それは失意そのままだった。
大袈裟かもしれないが、
受験生とはムードと自分が主人公である映画を元に生きている生物。
掠り傷でさえ、その感受性とやらは大怪我に仕立て上げるものだ。
197と967。
いくな、と、くるな。
行くな、来るな。
ええええええええええええ。
う、受ける前から受け入れ拒否ですかァァァァァ!!!!!
ちょ、待てよ(キム○ク風味) そんなのってありなんですか、ええいおい。
センチメンタルは続く。
遡る事三年は、何とも言い難いときの流れを孕んでいる。
例え私が13歳から見た目の成長をとめた(あくまでように見える、だ!)
ピーターパンのようだったとしても、それは変わらない。
40、メシア編 ② 忘れない忘れられない、廃棄処分にも出来やしない、の巻き。
当時多感というよりも鈍感であった15の私は、
やはり年齢に相応しく後先なんてものは全く考えない人間だった。
それは今もだろう
と言われてしまうと痛いところだが、少しは思慮深くなったのだ。
これでもな、
一時期とは火を見るよりも明らかな程の成長ぶりなんだよ。
かつての私は阿呆にして馬鹿。
敢て挙げられる賢さは狡さにしか発揮できない。
つまり典型的な「女首領」であった。
曰く、何をされるかわからない。
そんなハイ・グレードな危険度を誇る女子中学生だったらしい(他称)。
まぁ、確かに私は、
常に自分ルールで生き、
一匹狼スタイルを完成させることにのみに心血を注いだ。
故に馬鹿一匹であり、阿呆一代である。
このような頭の構造をしているタイプの馬鹿は、よく宮下あきら氏の漫画に出てくる。
例外なく全てが愛しくイカれている魁!男塾のキャラクターのようだと言われた事があるからだ。
おそらく、それは褒め言葉ではない。
そしてそのような無茶をやりとげるタイプの正義は、車田節を受継いでいるからだ。
反則技と「そんな馬鹿な!」を繰り返す熱いハートをよくSAINT怜子と言われたものである。
間違っても褒め言葉ではない事は明らか。
お前、本当に平成生まれの女児だったのか。
禁断の呪文である。
性別どころか、生年月日さえ偽証疑惑の出ている超スペクタクル人生の一片が此処に既に芽生えていたようだ。
そして そんな私を 神はよほど嘆いたらしい。
先生は仰った。
「7の付いている受験票を手にした奴が志望校に合格」と。
何ら根拠のないデマである。
当たり前だ。
そんなもので決まっては困る。
しかし当時の私達は一喜一憂したものだった。 「7よ、どうか」
後にも先にもあんなに純粋に7という数字に力を感じた事はない。
健気にも、生徒たちは教師のある意味では非常に迂闊な励ましであった7に、
先生が思っていた以上の熱の籠った願掛けをした。
手渡される瞬間に死すら辞さない覚悟であった。
すでに戦場を駆け巡る戦士の顔つき。
受験生とは、得てしてムードを好むのだ。
そしてそれは、理解できない領域にこそ根付いている。
例外もなく、私もその一人である。
勿論、その二人ほど前に手渡された奴が非常に暑苦しい程のオーバーリアクションだった事も関係しているが、それだけではないのだ。
受験という言葉には、人を少しずつ変えていく魔力がある。
常に車田節の魁!女だった私だが、普段はある意味精神的なクール・ビズが進んでいた。
あの頃は、確かスーパー・ドライだとか、ウルトラ・クールだとか好き放題陰口を叩かれていた。
覚えていろよ。
そんな私も、すっかり受験特有の独特かつ感傷に空気感染していたようで、
それはもうここぞとばかりに神に拝み倒していた。
「お願い」なんて可愛い言葉を、はじめて会得したのもこの時だったろう。
とにかく7さえあればなんだって構わない。
それはもう、
三十路も半ば、売れ残り女のような思考で7をひたすら求め続けた。
二人前は、7が一欠けらもなく、落胆し、いきなりこの世の全ての不幸を背負ったかのようなセンチメンタル・ジャーニーに勤しんでいる。
また一人前は何度も受験票を繰り返し見ては顔色を土色に変えていた。
この流れはマズイ。 だが止められない。どうにもできない。
手渡される瞬間に、まるで母親に立ち向かうかの感覚で戦慄が疾駆した。
手に集中的に汗が流れる。
不自然に湿った掌を何度も偶然を装って制服で拭い、
わざわざ雰囲気を出すために、
(ようはペロッと見えてしまう事が味気なくて嫌だった)
裏返しで渡してもらった受験票を翻した…………!
続(ドーン)