03年に活断層19本把握 関電3原発周辺の再調査で
関西電力が2003年に行った福井県にある美浜、大飯、高浜の3原発周辺海域の地層再評価で、新たに活断層計19本が見つかっていたことが20日、分かった。
美浜原発から約41キロ離れた海域にマグニチュード(M)7規模の地震を引き起こす可能性がある活断層が1本あるとされ、関電は04年3月までに再評価の結果を経済産業省に口頭で報告したが、自治体などには報告していなかった。
関電によると、日本原子力発電(原電)が敦賀原発3、4号機増設のために行った地質調査の結果を基に、美浜原発(美浜町)の周辺海域で長さ1.8-28キロの断層15本を活断層と判断した。
また、大飯原発(おおい町)や高浜原発(高浜町)の周辺海域でも、以前関電などが行った海上音波探査結果を再評価し、長さ4-6キロの4本を活断層と認定した。
(共同通信 2007/12/20)