試運転で放射性物質放出を確認


六ケ所再処理工場の最終的な試運転(アクティブ試験)で1日から使用済み核燃料の切断・溶解作業が始まったことに伴い、日本原燃は同日、工場の主排気筒からクリプトン85などの放射性物質が大気中に放出され始めたことを確認した。原燃は「放射線量等は想定の範囲内で、周辺住民の健康に影響はない」としている。
原燃のホームページの資料などによると、主排気筒に設置しているガスモニターの観測で、クリプトン85などから出る放射線が数十cpm確認されている。同社広報によるとcpmは放射性物質が出す1分当たりの放射線数で、同社が設定した管理値8万1000cpmに比べ十分低い値という。

(東奥日報 2006/04/02)



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六ヶ所村の再処理施設からの1日の放射性粒子の放出量は、

100万kw級原発の1年分

放射性のトリチウム、ストロンチウム、キセノン、

クリプトン、セシウム、ヨウ素などは

まるでフィルタリングされることなく

排ガスや排水の中に混入されたまま環境中に
垂れ流されているのが実情です。

これはそれぞれの核物質をフィルタリングするためには、
多種に亘る同位性元素ごとにフィルターが必要となる上に、
完全にフィルタリングする為にはそれぞれの核種ごとに
大変な技術とコストが必要とされるためです。

電力業界・政府はこうした事実を隠蔽して国民には
知らせないまま原発の導入に踏み切ったのです。

六ヶ所村(再処理施設:全国の使用済み核燃料棒を
集めてプルトニウムを濃縮する施設)からの
垂れ流しはぶっちぎりのダントツ状態にあります。




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