使用済み核燃料:再処理なしなら中間貯蔵施設が多数必要
国の原子力開発利用長期計画策定会議(近藤駿介議長)は24日、原発の使用済み核燃料を再処理しない場合、2050年までに容量5000トン規模の中間貯蔵施設が全国で6~11カ所必要になるとの試算をまとめた。
使用済み核燃料を直接地中に埋める場合も、30年間程度は事前に地上で保管し、冷却しなければならないため。再処理すれば、中間貯蔵施設は2~5カ所で済むという。
同会議はこれらのデータを踏まえ、再処理した場合としない場合のコスト比較を実施する。【山本建】
(毎日新聞 2004/08/24)