【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
仏産キノコから放射能 都が回収指示
東京都は8日、フランス産の生鮮キノコ「ピエ・ド・ムトン」=和名・鹿の舌(かのした)=から食品衛生法の基準の1.6倍の放射能を検出したと発表した。都と中央区は輸入業者の「アルカン」(中央区)に対し、回収を指示した。
都によると、キノコは同社が10月に45キロを輸入、すべてを東京や神奈川、愛知、福岡県などのホテルやレストランなどに販売済みだった。
検出された放射能濃度は基準値の1.6倍の1キロ当たり590ベクレルで、健康への影響はないという。
都はチェルノブイリ原発事故以降、欧州から輸入される食品の放射能検査をしてきた。年間700検体の検査をしているが、検出はスウェーデン産トナカイ肉(1989年)やフランス産キノコ(94年)に次いで3回目。国も検疫所で検査しており過去約50検体から検出している。(共同通信 2002/11/08)