【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】

浜岡原発:市民らが運転差し止めの仮処分を申し立て 静岡地裁


中部電力浜岡原発(静岡県浜岡町)について、市民ら1016人が25日、運転差し止めの仮処分を静岡地裁に申し立てた。この種の仮処分申請は浜岡原発では初めて。
「浜岡原発とめよう裁判の会」(白鳥良香代表)の会員と県内外の賛同者らが申し立てた。

会は


(1)東海地震(マグニチュード8.0以上と想定)が近く起きる可能性が高い


(2)想定震源域の真上にある浜岡原発はこれに耐えられる構造ではない


──と指摘。昨年11月に配管破断と炉水漏れ事故が起きた1号機と、同じ構造の2号機(ともに停止中)について「運転開始から20年以上たち、耐震性に問題がある」と運転再開禁止を求めている。稼働中の3、4号機は地震発生まで止めるよう求めている。


会は「事故防止には原発を止めるしかない。中部電力だけでなく、地震に伴う原発問題を無視してきた国や県の姿勢も問いたい」と話している。


これに対し、中部電力は「昨年11月の事故の教訓を生かし、一層の安全確保に全力で取り組んでおり、東海地震への耐震性も十分確保されている」とのコメントを出した。事故原因調査の最終報告書を24日に出した中部電力は、国の評価を待って2号機を夏までに、1号機は10月末までに運転を再開したい意向。【北川仁士】

(毎日新聞 2002/04/25)




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