【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
千島列島・新知島に核最終処分場か 頓挫の計画復活とロ紙
【モスクワ27日共同】27日付のロシア紙イズベスチヤ(早版)は1面トップで、千島列島のシムシル島(新知島)に、ロシア初の核廃棄物の最終処分場が建設される可能性があると報じた。しかし、原子力省はこの建設計画を否定している。
同紙によると、クルチャトフ研究所が数年前に考案したこの計画は、同地域に地震が多く危険との結論から頓挫したとみられていた。しかし今年2月、一部の下院議員が地元サハリン州に計画支持を要請、ロビー活動を本格再開した。
同紙は計画の実現性に懐疑的な見方を示しながらも、最終処分地をどこにつくるかという問題は残されていると指摘。地震の多い日本でも核廃棄物の処分場は建設されていると伝えた。
シムシル島での核廃棄物貯蔵施設建設をめぐっては、原発から出る低レベル放射性廃棄物の処分地に悩む台湾の電力会社が、クルチャトフ研究所などとの間で検討を進めたことがこれまで明らかになっている。
(共同通信 2002/03/27)