【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
原発にミサイル配備を テロに無防備と米団体


【ワシントン25日共同】米中枢同時テロを受け、米国の市民団体、核管理研究所(NCI)などは25日記者会見し「原子力発電所は大型航空機を使ったテロには無防備で、現在の警戒態勢を強化する必要がある」と指摘した。


NCIなどは、大型航空機によるテロ防止のために、ミサイルのような防空兵器を配備することや、地上からのテロに備えて軍人を常駐させることなどを提言した。

NCIのエドウィン・ライマン博士の試算では、ボーイング757クラスの飛行機が原子炉施設を直撃した場合、飛行機のエンジンなどがコンクリートを突き破って原子炉を損傷する可能性が高い。

同時に予想される火災によって安全装置も機能しなくなり、大惨事につながる。また現在の原発は、複数のグループによる大規模で高性能の武器を使ったテロや、内部に共犯者がいる事態を想定しておらず、今回のようなテロを防ぐには不十分だという。
NCIのポール・レーベンソール代表は「原発に対するテロの危険をこれまでも指摘してきたが、行政の対応は鈍い。日本など他の国の原発についても状況は同じだろう」と指摘した。

(共同通信 2001/09/26)