【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
千島に核廃棄施設計画か サハリン州が反発


【モスクワ7日共同】ロシア紙な どは7日までに、同国の研究所が千島列島のシムシル島(新知島)に外国から受け入れる使用済み核燃料の貯蔵施設を建設しようと計画していると報じ、地元のサハリン州議会は建設に反対する書簡をカシヤノフ首相らに送った。
ロシアや台湾の一部新聞によると、ロシアのクルチャトフ原子力研究所(モスクワ)は北方領土に近いシムシル島に使用済み核燃料や放射性廃棄物の貯蔵・廃棄施設の建設を計画し、台湾の電力会社との間で台湾の原発から出る廃棄物を有料で受け入れる覚書も結んだという。
しかしロシアの環境保護法は使用済み核燃料などの外国からの受け入れを禁じており、研究所側は同法修正に向け議会でロビー活動中とされる。
7日のインタファクス通信によると、サハリン州議会は書簡でシムシル島は地震の危険があり「建設は受け入れられない」と反発、報道が事実かどうかも確認するよう首相らに求めている。

(共同通信 2000/07/07)