【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
チェルノブイリ原発事故 700万人が後遺症
国連機関報告書
【ジュネーブ26日=大内佐紀】国連人道問題調整事務所は25日、ロシア、ウクライナ、ベラルーシなどで、700万人以上が旧ソ連チェルノブイリ原発事故の後遺症に苦しんでいるとする報告書を発表した。
報告書は、現在に至る間の死亡者数は明記していない。だが、後遺症に苦しむ約700万人の中には、事故の事後処理に従事した作業員約60万人や、約300万人もの児童が含まれているとした。
報告書によると、後遺症が出る期間には個人差があるため、早くとも2016年までは、同事故の被害の全体像は判明しないという。
同事故に関連しては、インターファクス通信が今月20日、ロシア保健省担当官の話として、事後処理にあたった作業員のうち3万人がこれまでに死亡したと報じている。(読売新聞 2000/04/27)