【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
チェルノブイリ事故処理 作業員3万人死亡 露保健省専門官が指摘
【モスクワ21日=布施裕之】インターファクス通信によると、ロシア保健省のヘリー・メスキフ主任専門官は20日、
記者団に対し、86年4月のチェルノブイリ原発事故の事後処理に従事した作業員のうち、これまでに3万人が死亡したことを明らかにするとともに、うち38%の死因は「自殺だった」と述べた。
これに対し、同省のリュボーフィ・ボロパーロワ報道官は21日、本紙の問い合わせに対し、死亡数については確認したが、自殺に関しては「あくまでも専門官の個人的な解釈で、本省の公式データではない。そのような統計(自殺のデータ)は内務省の管轄に属するもの」と専門官の発言の信ぴょう性に疑問を投げかけた。
専門官の発言は、チェルノブイリ事故14周年を控えて開かれた記者会見の場でなされた。
(読売新聞 2000/04/22)