【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
JCO臨界事故は世界最大規模


JCOの臨界事故は、世界で過去20件発生している核燃料施設での臨界事故と比べても最大の部類に入ることが4日、明らかになった。日本原子力研究所の分析で、核分裂を起こしたウラン235原子核の数が1兆個の250万倍と推定されたため。
過去最大は1959年に米国で起きた事故で、核分裂したウラン数は1兆個の4000万倍、次いで78年の米国の事故で1兆個の270万倍。今回の事故はこれに次ぐ。約20時間という臨界状態の継続時間でも、米国(62年)の37時間、ロシア(97年)の27時間に次ぐ長さだった。

(朝日新聞 1999/11/05)