【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
現場近辺で放射性ヨウ素 茨城県が検出、と発表
茨城県の東海村臨界事故で、県生活環境部は7日、事故を起こした核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)敷地境界付近で放射性ヨウ素を検出したと発表した。放射性ヨウ素は自然界になく、事故によって外部に放出されたとみられる。
発表によると、JCOの敷地境界付近で5日に採取した雑草を調べ、1キロ当たり1.4-37ベクレルの放射能を持つヨウ素131を検出した。半減期が20時間と短いヨウ素133も1キロ中11-38ベクレル検出した。
事故現場から200-300メートル離れた場所でとったサツマイモからはヨウ素131は検出されなかったため、放射性ヨウ素は現場にごく近い場所にしか飛散しなかったと県はみている。
県は「検出された最大値でも野菜類の摂取制限値の50分の1で、食べたとしても健康への影響はない」と説明している。
(共同通信 1999/10/07)