【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
通常の5倍の放射線観測 東海村でグリーンピース


環境保護団体、グリーンピースは3日、臨界被ばく事故を起こした茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所周辺で独自の放射線観測を実施。同事業所そばの公道上に、通常の5倍以上の放射線が観測される場所があることが分かった、と明らかにした。
グリーンピースは事故直後に、欧州の放射能測定専門チームのメンバーを東海村に派遣。3日から観測を始めた。
その結果、公道上での放射線の最高値は1時間当たり0.54マイクロシーベルトで、通常値の同0.1マイクロシーベルトの5倍以上という。
グリーンピースの核問題担当、ショーン・バーニー氏は「放射線レベルが高い所で子供が遊んでいた。オランダやドイツでは通常値の5倍以上の放射線が観測される場所を放置することは許されない」と指摘している。

(共同通信 1999/10/03)