【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
重大な事故につながる恐れ 英核監視団体が警告
【ロンドン14日共同】核燃料の積み出し港、英北西部バローで核監視団体「CORE」を主宰するマーティン・フォーウッド氏は14日、英国核燃料会社(BNFL)の検査データ不正について「重大な事故につながる可能性がある」と警告、同社の危機管理の実態を強く批判した。
同社は不正発覚後も「規格より大きなペレットは被覆管に入らず、実際の輸送に用いられることはない」と安全性を強調しているが、フォーウッド氏は「被覆管には余裕があるため、規格より多少大きなペレットも入ってしまい、輸送中や使用中に破裂する危険がある」と語った。
規格より小さなペレットが被覆管に入れられた場合は、輸送の際の振動などで破裂する恐れがあり、「BNFLの主張には大きなウソがある」と指摘している。
(中日新聞 1999/09/15)