【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】

動燃東海事業所一般廃棄物置場 放射性廃棄物混じる
作業員の衣服や靴汚染


業員の25日午後3時20分ごろ、茨城県東海村の動力炉・核燃料開発事業団(動燃)東海事業所のプルトニウム燃料工場の敷地内にある一般廃棄物置場「屋外器材ピット」で、廃棄物の分別をしていた作業員がプルトニウムに汚染されたプラスチック製瓶2本を見つけたこの際、作業員3人の衣服や靴底が汚染されたが体内被ばくはなかった。


同ピットは地下を掘り込んでコンクリートで固めた構造で、1970年ごろまでに同工場で発生した金属やゴムなどの一般廃棄物を保管しており、本来は放射性廃棄物が混じることのない場所。
この日、作業員8人が可燃物と不燃物の仕分けをしていたところ、ポリ袋に入った瓶2本を発見。袋を開けたところ、瓶はプルトニウムに汚染されており、表面1平方センチ当たりの放射性物質濃度は最高3.4ベクレルで、放射性物質としての取り扱いが必要になる最低基準の0.4ベクレルを上回った。

(中日新聞 1998/06/26)