【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】

動燃、隠ぺい組織ぐるみ 93年『目立たず改修』指示
「東海」ずさん管理 科技庁調査結果


動力炉・核燃料開発事業団(動燃)束海事業所(茨城県東海村)でウラン廃棄物貯蔵施設のずさんな管理が明らかになった問題で、動燃が1993年から実態を隠すために「目立たないように改修作業をせよ」などと指示していたことが5日、科学技術庁の立ち入り調査結果の発表で分かった。今年3月に同事業所アスファルト固化施設で火災・爆発事故が起きた後の安全性総点検でも同貯蔵施設を対象から外しており、組織ぐるみでずさんな管理実態を意図的に隠そうとしていた疑いが濃くなった。
調査では、同事業所幹部が93年ごろ、「廃棄物貯蔵施設の付近では目立たないように作業をする。質問を受けたら別の目的を説明する」と申し合わせていたことを示す内部文書が見つかった。
当時の宮原顕治所長(現監事)は、科技庁の調査に対して隠ぺい指示を認めている。同事業所では当時、再処理工場が停止したり、プルトニウムの滞留が厳しく指摘されている最中で、廃棄物のずさんな管理の発覚を恐れていたらしい。結果的に人目を引く建屋の建設は先延ばしになった。
しかし、予算面では「いまさら科技庁には言えない」などの理由から、動燃本社も承知のうえで、実態とかけ離れた予算要求を続け、別の事業に改修費を流用していた。
93年にはまた、下請け業者による調査で、貯蔵施設の一部に亀裂が生じ、ドラム缶の腐食が激しいことが報告されていたが、同事業所はこれも無視して隠ぺいを図っていた

動燃は、同事業所のアスファルト固化施設火災爆発事故後の安全性一斉点検の際も、貯蔵施設だけ点検対象から外していた。動燃では「現場から対象施設を報告する際、抜け落ちていたようだが、さらに調べたい」としている。しかし貯蔵施設の管理問題は、歴代所長の申し送り事項とされており、科技庁では「意図的に脱落させた可能性もある」としている。
一連の問題について動燃の中野啓昌理事は「汚いものは法に触れない範囲で、そうっとして次の人に渡せばいいという感じがあった。遅れれば遅れるほど(修正することが)やりにくくなった。深く反省している」と話している。


『亀裂から漏水』既に業者が指摘

動力炉・核燃料開発事業団(動燃)束海事業所は5日、1993年に下請け業者が作成したウラン廃棄物貯蔵施設の補修に関する事前調査報告書の内容を公開した。
それによると、業者が施設に入って目視で確認した内部状況について「貯蔵槽(ピット)側壁に、亀裂が生じていた」と記され、施設の補修方法を検討する項目では「亀裂から漏水の恐れがある」と指摘があった。
動燃はピットの亀裂について「コンクリート壁の上に加工したモルタルの亀裂で、コンクリートそのものに亀裂があるわけではない」としている。また、動燃はこの報告書があることを知りながら、科技庁には4日の立ち入り調査まで、茨城県には5日まで提出していなかった。

(中日新聞 1997/09/06)



私が命じられた北海道泊原発の検査記録改ざん

不都合な検査記録は改ざんしろと・・・

「泊原発3号機・検査結果は真っ赤な改ざんです。」
と検査官の下請けさんが内部告発!!

http://blog.goo.ne.jp/jpnx02/e/bcaa308e10998ef55b815d9f14d583ef




組織ぐるみの隠蔽体質は昔から、今も続く


電力会社では、都合の悪いデータを改ざんすることは、
昔から当たり前のことのように行われてきたようだ。



原発の電力出力ワット数についても、認可された数値を超えることは
許されないため、コンピュータにアクセスして書き換えをしていた、と
元GE技術者が証言している。



コンピュータにアクセスして数値を書き換える人間が
数人存在するのだそうだ。



このようなことができる人間は、限られているので、
なかなか辞めさせてくれなかったという。



証言した元GE技術者は、良心の呵責から退職した。


口止め料を退職金に800万ほど上乗せされたと・・。



会社を後にするとき、最後に社長面接が行われ、
社長に「わかっているね」と言われたという。