【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
チェルノブイリ事故汚染地区 奇形発生率増加
日本キリスト教協議会の招きで来日した、ベラルーシのミンスク遺伝医学研究所のゲンナジ・ラジュク所長(63)が、1986年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故後に放射能汚染地区で奇形発生率が高くなったとのデータを明らかにした。
ゴメリ・モギレフ両州の17汚染地区(セシウム137の放射能で1平方キロ当たり15キュリー=5550億ベクレル以上)での奇形発生率は、新生児1000人当たり、事故前の82-85年が3.87人だったのが、87-90年は7.17人に上昇した。「増加ははっきりしているが、他の地域との統計的な差などはまだはっきりしない。今後もデータを集める必要がある」
連邦崩壊の影響は、の問いに「政変がなければ日本には来られなかったろうし、たとえ来られても自由には発言できなかったろう。しかし、生活は自由になると同時に難しくなった」。
(朝日新聞 1992/04/01)