【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
チェルノブイリ周辺 子供の甲状腺がん発病率激増
【モスクワ9日青木睦】
9日のイタル・タス通信によると、1986年に原発事故を起こしたウクライナのチェルノブイリ原発周辺で、子供のがん発病率が異常に高くなっている。ベラルーシの保健省が明らかにしたもので、86年には子供1000人当たりの甲状腺(せん)がんの発生率は0.13%だったのに対し、昨年はその17倍にも増加した。81年から85年までに見つかった甲状腺がんの子供は7人。
ところが昨年は45人に上り、大半がチェルノブイリに近いベラルーシの都市、ゴメリ地域に集中している。
(中日新聞 1992/03/10)