【昔から事故だらけの原発 1976年~の事故】
チェルノブイリ原発事故 汚染除去作業員ら250人以上が死亡
技術者団体調査
【モスクワ8日=共同】
8日発売のソ連の改革派週刊誌モスクワ・ニュースは、1986年のチェルノブイリ原発事故当時、同原発で働いていた従業員や事故後の汚染除去作業に従事していた人のうち、250人以上が死亡していると伝えた。
これは、同事故の処理・対策に当たった技術者らを中心に結成された「チェルノブイリ同盟」のメンバーであるポクロフスキー氏が明らかにしたもので、これらの死者の病名はさまざまだが、チェルノブイリ事故によるものであることは明らかであるとしている。
チェルノブイリ事故による死者は公式的には31人とされているが、ポクロフスキー氏は、事故による死者の規模が最終的にどの程度になるか予測は難しいと指摘して、今後さらに死者が増えることを予測している。
「チェルノブイリ同盟」は政府当局とは別に、独自に事故の影響を調べている。
(朝日新聞 1989/11/09)