京極夏彦、多田克己、村上健司、黒史郎著「ひどい民話を語る会」を読みました。


京極夏彦さんはじめ妖怪伝承、口承文学としての民話などに造詣の深い方々による、有名なものから民俗学の文献にのみみられるようなあまり知名度の高くないお話などについての自由な対談を収めた本です。
京極夏彦さん以外は存じ上げないのですが、プロフィールを見ると、いずれも妖怪伝承、民話の収集に関しては第一人者の方々のようです。

対談はいたって平易な内容。
決して学術的、専門的な用語が飛び交うということはありません。
我々の居酒屋での盛り上がり的な雰囲気で対談は進みます。
例えば「尾籠」な題材を扱った民話で盛り上がってます。
しかし口から出任せの話題ではなく、各種の民話集などの検証から得た話題なのですな。
民話というものは「尾籠」なものにかぎらず、よく考えると「ひどい」ことを題材にしているものも多いということで盛り上がります。

裏表紙、帯の文句で内容をお察しいただけるかな?




帯にある「電車で読む際には周りの方の目にご注意下さい」、はまさにその通りで、読んでいていつの間にかニヤニヤしておりました。