今日はあいにくの雨だが、今週の土日は晴れの天気予報。いよいよ本格的な桜のみごろの季節がやってきた。
●さくらまつり
今や全世界に広がっているさくらまつり。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/05/wyxc-2k/58/30/j/o0600025414655400776.jpg?caw=800)
全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)は、ワシントンD.C.で毎年春に行われるお祭り。(写真)1912年3月27日に日本の東京市長であった尾崎行雄からワシントンに桜が贈られたことを記念して行われている。
桜はアメリカ合衆国と日本国の間の友好関係を育て強めようとして寄贈されたもので、現在の祭りでも二国間の親密な関係の継続が祝われている。
ところで日本では、今週末からだと思うが、全国的にさくらまつりが行われ、花見特集2018では関東の名所が載っている。
■桜新町
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/05/wyxc-2k/25/81/j/o0600084914655400779.jpg?caw=800)
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/05/wyxc-2k/ec/8e/j/o0204029014655400780.jpg?caw=800)
全国には「サザエさん通り」が三つあるが、いつもそのうちの一つ、「サザエさんの町」と言われる桜新町の「サザエさん通り」を通り、通勤している。
桜新町は、信託会社がこの地で分譲住宅を販売し、街の新たなシンボルとして桜を植樹させたことからその名がついたそうだ。
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/05/wyxc-2k/9a/a3/j/o0480032014655400782.jpg?caw=800)
なお、駅前通りには全て八重桜が植樹されているが、その中の1本だけ御衣黄桜(ぎょいこうざくら、写真)があるという。
御衣黄桜は、緑桜、黄桜、浅葱桜とも呼ばれ、落ち着いたグリーンの花びらは、『永遠の愛』『優美』『心の平安』『精神美』という、控えめで気品のある花のイメージにぴったりの花言葉がある。
この桜の開花は遅いようで、これを探してみるのも楽しみの一つである。
●桜についての雑学
■梅と桜
サクラ(桜)は神話の時代から、日本の春を代表する花であったが、一時、中国から伝わった梅に、その地位をを奪われる。『万葉集』集中の歌でも、梅の歌は桜の二倍以上になる。桜が梅に替わって、再び春を代表する花となったのは平安時代で、『古今集』では多くの桜の歌が見られるようになる。紫宸殿の「左近の桜」も最初は梅であったが、梅が枯れた後は桜に植えかえられた。
■ソメイヨシノ(染井吉野)
日本において観賞用として植えられているサクラの8割がたはソメイヨシノ(染井吉野)という品種である。英語では桜の花のことをCherry blossomと呼ぶのが一般的であるが、日本文化の影響から、sakuraと呼ばれることも多くなってきている。
日本には図のように、ヤマザクラ、カスミザクラ、タカネザクラ、チョウジザクラ、マメザクラ、オオヤマザクラ(エゾヤマザクラ)、エドヒガン、オオシマザクラと、8種類の自然種が認められているが、細かく分類すれば、百種以上にもなる。
■八重桜
八重桜は一つのサクラの品種ではなく、八重咲きに花を付けるサクラの総称である。多くの品種があり、日本でとりわけ多くみられる品種としてはカンザン(関山)やイチヨウ(一葉)、フゲンゾウ(普賢象)、ヤエベニシダレ(八重紅枝垂れ)などがある。
先の、ギョイコウザクラ(御衣黄桜)も八重桜の一種である。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/05/wyxc-2k/61/c0/j/o0560054914655400785.jpg?caw=800)
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/05/wyxc-2k/35/b4/j/o0420058914655400786.jpg?caw=800)
■新種の桜
今も桜の新種発見は続いている。以下は、今年2月10日の産経新聞から。新種の桜100年ぶりの発見か 紀伊半島、淡い紅色の仮称クマノザクラ
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191201/05/wyxc-2k/fe/03/p/o0750050114655400789.png?caw=800)
紀伊半島南部で3月下旬から咲く早咲きの桜が、国内の野生種としては約100年ぶりの新種となる可能性があり、専門家らの注目を集めている。この桜は新たに「クマノザクラ(仮称)」(写真)と呼ばれ、和歌山県も現地で説明会を開くなどPRに力を入れている。(中略)県自然環境室の担当者は「もし新種になれば、紀伊半島の固有種である可能性が高い。花見の新定番になるかもしれない」と期待しているという。
続く。