中学1年生の数学 正負の数の要点②
2. 正負の数の加法
3. 正負の数の減法
加法・減法
加法
たし算のことを加法という。
その結果を和という。
② 正負の数の加法
(1) 同符号の2つの数の和
2つの数と同じ符号を先に書き2つの数の絶対値をたす。
(+3)+(+6)
2つの数と同じ符号[+]を書いて絶対値をたす。
=+(3+6)
=+9
(-5)+(-2)
2つの数と同じ符号[-]を書いて絶対値をたす。
=-(5+2)
=-7
(2) 異符号の2つの数の和
絶対値の大きい方の数の符号を先に書いて絶対値の大きい方から小さい方をひく。
(+6)+(-4)
絶対値の大きい方の符号[+]を書いて絶対値の差。
=+(6-4)
=+2
(-5)+(+2)
絶対値の大きい方の符号[-]を書いて絶対値の差。
=-(5-2)
=-3
(3) 絶対値が等しい異符号の2つの数の和は0
(+3)+(-3)=0
③正負の数の減法
ひき算のことを減法という。
その結果を差という。
正負の数の減法ではひく数の符号を変えて加法にして計算をする。
ひく[-]をたす[+]になおして後の符号を変える。
(1) 正の数をひく2つの数の計算
(+3)-(+5)
ひく[-]をたす[+]になおして後の符号[+]を[-]に変える。
=(+3)+(-5)
絶対値の大きい方の符号[-]を書いて絶対値の差。
=-(5-3)
=-2
(-6)-(+2)
ひく[-]をたす[+]になおして後の符号([+]を[-]に変える。
=(-6)+(-2)
2つの数と同じ符号[-]を書いて絶対値をたす。
=-(6+2)
=-8
(2) 負の数をひく2つの数の計算
(+4)-(-3)
ひく[-]をたす[+]になおして後の符号[-]を[+]に変える。
=(+4)+(+3)
2つの数と同じ符号[+]を書いて絶対値をたす。
=+(4+3)
=+7
(-5)-(-2)
ひく[-]をたす[+]になおして後の符号[-]を[+]に変える。
=(-5)+(+2)
絶対値の大きい方の符号[-]を書いて絶対値の差。
=-(5-2)
=-3
(3) 0からある数をひく
0からある数をひくと差はひく数の符号を変えた数になる。
0-(+3)
ひく[-]をたす[+]になおして後の符号[+]を[-]に変える。
=0+(-3)
=-3
0-(-5)
ひく[-]をたす[+]になおして後の符号[-]を[+]に変える。
=0+(+5)
=+5
(4) ある数から0をひく
ある数から0をひいても差はもとの数のままになる。
(-5)-0=-5
2025/04/05
