またまた字について その2 | 小川村塾ブログ

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生徒一人ひとりに合わせて「分かりやすい」を心がけて講習を行っています。

一部の生徒で書く字に変化がみられる。

 

「ぐうすう」を「ぐーすー」と書く。

「う」を「―」に変えて書く。

確かに流れるように速く書けるかもしれない。

いつの間にか、このように書くことが普通になっている。

 

すると、「う」は完全に「―」に頭の中では置きかわってしまう。

言語が変わる。

 

一筆書きのように流れるように書くためには自然と筆圧は弱くなる。

さらさらと滑らかに書くのであればペンより筆がよい。

でもペンを使っている。

 

ペンでも抵抗が少なく、流れるように書くためには筆圧は弱い方がよい。

必然的にペンを持つ力は弱くなる。

ペンをつまむような、力を入れない持ち方になる。

ますます字は流れる線のようになっていく。

 

それと対照的な例もある。

数字の1や6を書くときの縦線を書く速度がびっくりするくらい速すぎる。

なぜか知らないけれど、短距離走の選手のように、息を止めて起点から終点まで一気に書く。

 

ちょっと表現できないが、見ていてびっくりするような勢いで縦線を書く。

その勢いのまま他の線も書くので、字が安定されず何を書いているのか分からないような字になってしまう。

 

当然、0と6は書いた本人も識別できないくらいになってしまう。

スマホ、パソコンを使うから自分で字を書くことなど、これからはなくなっていく。

だから、字なんて書かなくてもよい。

 

自分が分かれば、漢字が間違っていても、「う」が「―」でもよい。

相手が読むような文はパソコンで、スマホで作成するから心配ない。

 

確かにそうかもしれない。

そんな考えになって当然だ。

でも最近の字の乱れはそれだけのことが要因なのだろうか。